内容説明
本質をつかみ、状況に応じてスキルをアレンジする。未来をひらくビジョンとともに、さあ、変革の灯をともそう。殻を破ることができるすべてのプロフェッショナル、次世代リーダーに捧げる究極のビジネスバイブル。
目次
第1章 一・四倍で時間を見積もる
第2章 時間と感情のロスを減らす
第3章 チームをマネジメントする
第4章 感性でリスクを察知する
第5章 組織のムダを改革する
第6章 個人の能力を最大化する
第7章 時代の潮流をつかむ
第8章 未来のつくり方を考える
著者等紹介
横田尚哉[ヨコタヒサヤ]
株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所代表取締役社長。顧客サービスを最大化させる経営コンサルタント。世界最大企業・GE(ゼネラル・エレクトリック)の手法を取り入れ10年間で総額1兆円の事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
31
再読。ムリ、ムダ、ムラを省く論理的に考え抜かれたビジネススキルが記載されている一方で、感性と行動の大切さが記載されています。以前は前半に多く記載のある現在に直結するビジネススキルばかりが目につきましたが、今や後半部分に記載が多い感性や未来予測についての内容に引き込まれていることに気づきました。レベルが低いながらも、知性と理性が鍛えられ、次は感性が高まることで次のステージに行けることだと感じました。そんな感性を鍛えるために必要なのは○○です。2017/10/15
チャー
11
課題解決のためには様々なスキルを身につけることが必要であるが、本書は変化の激しい現代で前に進むために必要な技術を項目ごとに説明している。本質を掴み、過去ではなく未来に向けた意思決定を行うための考え方と視点は参考になる。仕事の期間は想定の1.4倍を見積もることが適当。仕事の意義を意識することで何のためかを考える習慣を持つ。草食化を嘆くのではなくマネジメントできない自分の責任という点は確かにと思う。最良の情報は、量と質と場を見極めることが必要。不足が経験できないことは将来的な脆弱さを生む危険性がある。2021/04/25
majimakira
10
よく考えられ、検証されていることが伝わる多くのテクニックや原則。独自のフレームも工夫されており分かりやすい。終盤、少し哲学的に未来をつくる姿勢と思考のあり方を語られているところも好きだ。(以下メモ)「時間の質を上げる」「感性で判断し、知性で検証」「ポモドーロ・テクニック」「アウトプットは常にインプットで割る」2014/11/25
デビっちん
8
いろいろとスキルを積み上げてきたのに、なぜかうまくいかない。それは従来のスキルが古くなってしまったから。ビジネススキルにもイノベーションが必要な時代になったと著者は語る。物事の本質をつかみ、環境の変化に合わせてスキルをアレンジしていく。とくに重要なのは、「時間管理」(量→質)「思考」(過去→未来)「物事のとらえ方」(知性→感性)の3つのスキル。スキルは覚えて使うものだけでではなく、本質をつかむことで、イノベーションの扉を開くもの。今あるスキルで本質まで理解しているものは何か?2014/06/28
ふぇるけん
8
仕事で使えるアイディアがいっぱい。すでに実践できているものもいくつかあった。本文にも書かれているとおり、本当に習得するためには繰り返し試行錯誤して実践することが大事。これがなかなか難しいのだが、故に4%の人しかできないのだそうだ。自分はその4%になれるか?2013/01/29