内容説明
減り続ける手取り、進むインフレ、なぜ我々は「ビンボー」から逃れられないのか?平成→令和の15年間に「お金持ちになる法則」は逆転した。人気作家のベストセラーを待望のアップデート。
目次
1 楽園を追われて―フリーエージェントとマイクロ法人の未来(この国にはなぜ希望がないのか?;フリーエージェント化する世界)
2 もうひとつの人格―マイクロ法人という奇妙な生き物(ふたつの運命;「ひと」と「もの」;マイクロ法人をつくる)
3 スター・ウォーズ物語―自由に生きるための会計(資本主義とデス・スター;自由に生きるための会計)
4 磯野家の節税―マイクロ法人と税金(マスオさん、人生最大の決断;節税と脱税のあいまいな境界)
5 生き残るためのキャッシュフロー管理―マイクロ法人のファイナンス(フラワーチルドレンのファイナンス革命;キャッシュフロー計算書で資金繰りを理解する;奇跡のファイナンス)
著者等紹介
橘玲[タチバナアキラ]
作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部を超えるベストセラーに。05年の『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補に。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
13
重そうだったので少し放置していて期限ぎりぎりに読み始めたらやはり目を開かせられることが多かった。「『会社負担分』の厚生年金は個人も会社ももらえない まさに消えた年金」とあってヒエッと思ったら「この言説が拡散しましたが、誤りです」というネット情報も。どっちだ💦2025/05/22
takehiro
13
マイクロ法人を設立して税金を減らし社会保険料を最適化することで資産を形成する手法。ファイナンスの話がややこしくてちょっと難しいです。2025/04/07
酩酊石打刑
7
「自由は、望んでもいないあなたのところにやってくる」締めの言葉が重くのしかかってきた。〈自由〉と〈放恣〉との違いは結婚し子どもが生まれたころから理解しているつもりだっのに。国家を利用して富を生み出す方法として〈マイクロ法人〉の指南が示されている。その本書の中心をなす部分は、煩雑な法律と数字の羅列に頭がついていけず飛ばし読みになってしまった。しかしながらその字ずらを眺めながら、その元になるお金はどうするのだろうと思った。無知で怠惰なわたしにはやはり斜に構え社会生活を〈なりすまし〉で生きるしかなかったようだ。2025/04/20
チロルチョコ
3
マイクロ法人(造語)と言われる従業員を雇わない法人の作り方の入門書とある。経理をやっていたので、税金等の仕組みはある程度理解できるが、知らないとPLって何?BSって何?で先が読めない。うまく説明できないが、会社員で稼いで税金を納めるよりも小さな法人組織にした方が社会保険料、税金が節税できるということだ。これからの時代、自分で経理を学びつつ、節税していかないと超高齢社会で社会保険料負担が増えるだけかもしれない。これが理解できるようになるまでが大変かも。2025/05/21
原です。
2
★貧乏はお金持ちというキャッチーなタイトルに惹かれて、書店でたまたま目について新品を購入し読了。要は個人で法人を作って、法人の税法を活用して合法的に節税すれば金持ちになるというもの。具体的な手法をノウハウとして紹介する実践書というより、世界や日本や会計や税制とかについて、著者の考え方をひたすら主張している。旧版の内容を改訂していることもあるからか、時代背景にズレがあり、最新状況を注釈で補足しているが読みにくい。内容も小難しく主張しているだけだし、お勧めしない。2025/05/17