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内容説明
モヤモヤした気持ちは、そのままでいい。人生には「理由」も「正解」もない。自分が選んだ道を、「正解」にしながら「いい状態」で生きる302の知恵―。
目次
1 「あの人」の心を見抜く(誠実な人ほど、不誠実な人に対して敵対心が強くなる;ヨイショをしてくる人は、あなたを誘導しようとしている ほか)
2 自己肯定感を高める(自分の体質、思考、直感…、ありとあらゆるものを生かす;自分が「心地いい」と感じることをして生きる ほか)
3 人生の武器になる「超」勉強力(勉強ができるようになるには、勉強を好きになること;自分の「好き」の秘密を探っていけば、勉強を楽しめる ほか)
4 悩みと上手につきあう(人間の敵は人間、それゆえ人は悩む;人間関係の悩みは、性格ではなくボキャブラリーの問題 ほか)
5 脳を整える(「嫌な気持ち」は、危険を知らせるアラート;不安は生理現象 ほか)
著者等紹介
中野信子[ナカノノブコ]
脳科学者・医学博士・認知科学者。森美術館理事。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学などで教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョンノレン
47
脳科学の観点から人生をしなやかに生きるための中野信子語録の集大成で、302項目と盛り沢山。世に流布する"ものは考えよう"は時に無理やり感もあるが、著者の場合何故か説得力があり、そこそこの精神安定効果も。とにかくネガティヴな状況も殊更忌むだけでなく、直視しつつしなやかにくぐり抜けて、起きあがりこぶしのごとく、爽やかさを取り戻すっていいなあ。生活と人間関係対処と成長のための知恵が満載。基本はメタ認知、自らを客観視。幸せに関わる見解もしなやかで、この本全体に人生と人間を俯瞰しつつの絶妙なバランス感覚も光る。2023/12/28
はふ
22
人は決めた事を続ける事ができないし 自分に自信がなくて自己嫌悪に陥ったり 恋愛で傷付いて立ち直れなかったり 自分を安心させて貰えるものに依存したり このような性質を持っているが、 それは全て"感情"をコントロール出来ていない事によって生じるものだ。 そのような感情に振り回されないために、 自分を客観的に見る"メタ認知"能力が大切。 メタ認知する事によって、感情で判断している脳みそから脱却し、本質で物事を判断できるようになる。2024/11/11
読書は人生を明るく照らす灯り
16
やっぱり中野信子さんの話は、じっくり聞きたい。 いつも読んでる人からしたら物足りないかも。ボリュームはあるのですが2023/12/22
はるき
15
既刊の合冊なんですが、楽しく読了。人間はもっと、本音で生きても良いかもしれません。分厚いですが、一題一項形式だからサクサク読めます。2023/12/07
愛
12
「人の悪口を言うと自分の脳を傷める」「優秀な人がリーダーに選ばれるとは限らない」「苦手なことよりも得意なことを磨く」「誰かの役に立つとやる気が高まる」が胸に響きました。リーダーは実力のある人よりも、人間性が高い人の方がいいです。苦手なことばかりやると嫌になりますね。得意なことをやると楽しいです。人の悪口ばかり言って自分も傷つけるなら、言わない努力をしたいです2024/12/02