クリティカル・ビジネス・パラダイム―社会運動とビジネスの交わるところ

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クリティカル・ビジネス・パラダイム―社会運動とビジネスの交わるところ

  • 山口 周【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833425353
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C0034

出版社内容情報

私は、本書を通じて、ある希望にみちた仮説をみなさんと共有したいと思っています。
その仮説とは、
社会運動・社会批判としての側面を強く持つビジネス=クリティカル・ビジネスという新しいパラダイムの勃興によって、経済・社会・環境のトリレンマを解決するというものです。

私は2020年に著した『ビジネスの未来』において、安全・快適・便利な社会をつくるという目的に関して、すでにビジネスは歴史的役割を終えているのではないか?という問いを立てました。原始の時代以来、人類の宿願であった「明日を生きるための基本的な物質的条件の充足」という願いが十全に叶えられた現在、私たちはビジネスという営みに対して社会的意義を見出せなくなりつつあります。

この問いに対する前著での私の回答は「条件付きのイエス」というものでしたが、その 後も、営利企業あるいはビジネスの社会的存在意義に関する議論が沈静化する兆しはなく、 世界経済フォーラムをはじめとした会議の場においても、この論点は主要なアジェンダで あり続けています。

ここ数年、世界中で盛り上がりを見せている「パーパス」に関する議論も、この「この ビジネスに社会的意義はあるのか?」という、素朴だけれども本質的な質問に対して応え ることのできなかった人々が引き起こした一種のパニック反応だと考えることもできるで しょう。

私は、本書を通じて、このウンザリさせられる問いに対して、ある仮説としての回答を 提唱したいと思います。それが前述した命題、すなわち「社会運動・社会批判としての側 面を強く持つビジネス=クリティカル・ビジネスという新たなパラダイムの勃興によって それは可能だ」という回答です。

内容説明

アップル/テスラ/IKEA/パタゴニア/フェアフォン…少数派による反抗が社会を変革するビジネスを生み出している。いま、世界で勃興しつつある新しいパラダイム。

目次

第1章 クリティカル・ビジネス・パラダイムとは?
第2章 クリティカル・ビジネスを取り巻くステークホルダー
第3章 反抗という社会資源
第4章 クリティカル・ビジネス・パラダイムの背景
第5章 社会を変革したクリティカル・ビジネスの実践例と多様性
第6章 アクティヴィストのための10の弾丸
第7章 今後のチャレンジ

著者等紹介

山口周[ヤマグチシュウ]
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストンコンサルティンググループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(光文社新書)』でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

53
「ニュータイプの時代」、「ビジネスの未来」はビジネスを取り巻く環境が劇的に変わったことを正確に読み解いた、とても示唆に富む本だと思ったが、残念ながら本書は「クリティカル・ビジネス」という新しいコンセプトは提唱しているものの過去の本の焼き直しに過ぎないという印象。次から次へと著名人の言葉が引用されているのも本書の新奇性のなさを著書自身が感じているからではないかと(箔をつけているだけではないかと)勘繰ってしまった。辛口ごめんなさい。2024/05/28

Tαkαo Sαito

24
山口周さんの文章、考えはぜひとも押さえておきたく発売と同時に購入し読了。経済成長を追い続ける世界の仕組み自体がそもそも機能しておらず、筆者が再三にわたり伝えているクリティカルビジネスが台頭してこないといけないことがよく理解できました。でもどうなんでしょう、実際に私たちは半径5m周りまでの幸せをメインで考えて生活せざるを得ない状況なのではないでしょうか。そういったマインドをどうクリティカルな方向に持っていけるかが今後の社会の鍵になりそうだなと感じました。いずれにせよ、良著な本でした。2024/05/06

ta_chanko

23
消費者の趣向に迎合するのではなく、まだ社会に認知されていないが自らが大切にする信念をコンセプトに打ち出し、新しい需要を創り出す。例え激しい反対や嘲笑の的になったとしても。Patagonia・Tesla・Apple・Googleなどの企業も、そうやって新しい時代を創り出してきた。いずれもアメリカ企業。日本の課題は、逸脱に対して寛容で、かつ安心・安全な社会を維持すること。このまま不寛容な社会と少子化が続いていけば、日本は南海トラフ巨大地震とともに大きく衰退する。2024/10/10

まゆまゆ

10
従来のビジネスを続けていても、競争で優位に立てず持続可能性もない。これからのビジネスに必要な考え方は、哲学的・批判的な考察によって新たな問題をフォーカスし生成するとともに解決へと導くこと。現状とは異なる「あるべき姿」を提示すること。強い否定や反抗を恐れてはいけない、むしろそこからまだ世に出ていない問題が見つかる、と。2024/07/17

プル

10
トークショーがあったので、参加してきました。講演内容は、あぁ、そんな着眼点もあるのかというポイントもありました。熱心な信者さんたちは、すでにこの本にポストイットだらけにして、本もどれだけ読み込んだのだろう方もちらほら。画面や著者の顔を見ずに、スマホメモに記入していた時、あれ?聞いたことある声と話し口調…あ!もしかして!としたら、j waveの番組に出ている人だ!と、検索して気が付く。本にサインをしてもらった時、j-wave聞いているって言ったら、なぜか、顔が曇った…。え?なんで?!2024/07/09

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