母を捨てる

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電子版あり

母を捨てる

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年08月04日 01時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833425261
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

虐待、いじめ、家庭内暴力、無理心中未遂
毒母との38 年の愛憎を描いた壮絶ノンフィクション

私は何度も何度も、母に殺された――。 
私の頭には、いつも母があった。
しかし、母と縁を切ってからは、自由になれた。

ノンフィクション作家である著者は、かつて実の母から虐待を受けていた。

教育虐待、折檻、無理心中未遂 。肉体的、精神的ネグレクトなど、あらゆる虐待を受けながら、母を殺したいほど憎むと同時に、ずっと「母に認めてもらいたい」という呪縛に囚われてきた。

その呪いは大人になってからも著者を縛り、ノンフィクション作家となって孤独死の現場を取材するようになったのも、子どもの頃の母の虐待が根源にあることに気づく。

そこで見たのは、自信と同じように親に苦しめられた人たちの“生きづらさの痕跡”だった 。

虐待サバイバーの著者が、親の呪縛から逃れるため、人生を賭けて「母を捨てる」までの軌跡を描いた壮絶ノンフィクション。

内容説明

私は母の介護をしたくない、死に目にも会いたくない、墓参りもしたくない。私はもう母と向き合いたくない。虐待、引きこもり、家庭内暴力、無理心中未遂…毒母との38年の愛憎を描いた壮絶ノンフィクション!!

目次

プロローグ
第1章 光の監獄
第2章 打ち上げ花火
第3章 機能不全家族
第4章 スクールカースト最底辺
第5章 金属のカプセル
第6章 母の見えない傷
第7章 性と死
第8章 母を捨てる
エピローグ 私の中の少女へ

著者等紹介

菅野久美子[カンノクミコ]
ノンフィクション作家・エッセイスト。1982年生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。大学卒業後はアダルト系出版社に就職、SM雑誌の編集に携わる。その後、独立し、フリーライターへ転身。主な執筆テーマは、性と死、家族問題。自ら毒親問題に苦しんだ経験から、近年は親に苦しめられた子どもと、その親の最期を引き受ける家族代行ビジネスを取材・執筆。その知られざる実態を書籍やWeb媒体などで発信し、メディアで大きな話題になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つちのこ

49
これまで著者の作品を飽きずに読んできたが、これはかなり衝撃的。すべてを吐き出したとも思える赤裸々な叫びは、著者の魂の奥底に巣食う生き方の真髄に触れるような迫り方。孤独死やセフレネグレクトの背景に親問題があるという実態は案外知られていないが、本書を読み進めるとそのつながりが否応なく見えてくる。毒親になった理由は様々だろうが、常軌を逸した子への虐待はあってはならない。まして、夜な夜な般若の面相で包丁を振り回す。さぞ怖かっただろう。子が親の面倒を見るという旧態依然の血縁主義の社会システムは、古来より続く⇒2024/10/01

ぽてち

36
“虐待サバイバー”である著者が、自らの体験を赤裸々に綴った本。……なのだが、書かれている虐待内容の割にあまり切迫感が感じられなかった。幼少期にあれだけのことをされてなお、母に認めてほしいと願うものなのか。その後も大学生になるまで実家で暮らしていたりと、これまで読んできた他の方の告白手記とはだいぶ異なる。最大の問題は、「虐待」という言葉を使いながら、その行為を認めてしまっていることだ。どんな理由があろうと、親が子に対してふるう暴力は許されない。最後まで読んで、タイトルの「捨てる」の意味が腑に落ちた。2024/02/17

雪だるま

18
生きてて良かった。著者自身もその母親も。幼少期からの壮絶な虐待とネグレクト、更に学校でのいじめ。家でも学校でも居場所がない辛い思いをしていた久美子ちゃんが大人になってもその頃の心の呪縛から逃れることができないで苦しんでいるのが伝わってきた。親を選ぶことはできないのにどんなに虐待されても心の底では愛されたいという気持ちを捨てられない。そういう思いを抱いて苦しんでいる人がたくさんいて、自分も含めてそういう人たちを救う道を作っていこうとする筆者を凄い人だと思う。そして、著者が母を捨てることができて良かった。2024/03/15

beniko

10
私の両親は毒親では全くなく、経済的には豊かではなかったけれども愛情と手間暇は十分にかけて育ててくれた。両親の、特に母の死に打ちのめされ、足もとが揺らぐような悲しみを感じたことは実はとても幸せなことだったのだと本書を読んで思いました。筆者が受けた虐待は壮絶で読むのもつらい。子の側にとっては人生にかかわるほどの蛮行を、母親本人に行った自覚がないことの罪は重い。虐待をする親が虐待しっぱなしではなく、仲のいい親子である時間もあるから、親を捨てる決断は本当につらいだろうと思う。親との関係がこれほどまでに子の人生に+2025/03/21

れに

10
んもー、めっちゃわかる。共感の嵐。毒親ってさ、どこまで私たちの人生に食い込んできて、影響してきて、いつまで私たちのことを苦しめ続けるんだろうねって常々思う。大人になって決別したからはい、終わり!じゃないんだよな。色々なトラウマや障害をたくさん植え付けていって生涯子どもの人生の邪魔をする。もはやそこに存在していなくても。それがまさに毒親ってやつだよなーと痛感させられる読書タイムでした。悲しいかな、やっぱ毒親って連鎖するのよね〜。だからサバイバーは子どもを産まない選択をしがち。それもちゃんちゃら不公平だよな。2025/02/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21818350
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品