出版社内容情報
ChatGPTに代表される生成AIが出現し、世の中は大きく変わろうとしている。 その中で、テクノロジーの動向に左右されず最も重要となるのは、アートの要素であるといわれている。
本書の特徴は、工学修士の学位を持つ著書が、社会に出た後で「足りない要素」を実感し、美術大学の修士課程に入り(最終的に博士号を取得)、アートをビジネスに応用できないかを、悪戦苦闘しながら得たエッセンスをまとめたものである。
また、企業における新規開発において「アート」の要素が、非常に〝使える〟ことを実証したことがユニークな点として挙げられる。
MFA(芸術修士)という新しい学問の領域についても詳しく述べられている。
「ビジネスに悩んだときには、アートに答えが存在している」
より多くのビジネスパーソンにお勧めの「アート×ビジネス」本です。
内容説明
スティーブ・ジョブズは禅だけでなく日本の新版画にも影響を受けていた。これからのビジネスにアートの要素が不可欠な理由とは―。
目次
第1章 なぜ「アート」を戦略の中心に置くのか(注目されるアートのスキルとは何か;アート=絵画作品という誤解 ほか)
第2章 「アート」とは何か(産業革命が創りだした世界;人間本来の営みを取り戻す ほか)
第3章 「アート」のスキル(エナジネーション;トリハダ美 ほか)
第4章 MFA(芸術修士)(MFAとは何か;ビジネスにおけるMFAの可能性 ほか)
第5章 MFAの実践的アプローチ(対話や探索によりエナジネーションを高める;バイアスから逃れ、新しい価値観をもたらすアイデアを発想する ほか)
著者等紹介
朝山絵美[アサヤマエミ]
兵庫県生まれ。工学修士(Master of Engineering)、造形構想学修士・博士(Ph.D. of Creative Thinking for Social Innovation)。外資系コンサルティングファームにおいてマネジング・ディレクターを務め、人間中心の経営戦略を専門とする。同志社大学大学院工学研究科知識工学専攻(現:理工学研究科インテリジェント情報工学専攻)の修士課程を修了。カナダバンクーバーにてCo‐Active Training Institute(CTI)主催のコーアクティブ・コーチングのコアコースを通じてコーチングを修学。その後、外資系コンサルティングファームに入社し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。