徳川家康の勉強法

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徳川家康の勉強法

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  • サイズ 46判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833424905
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0030

内容説明

とりたてて秀でた能力の持ち主でもなく、すぐカッとなる気性の持ち主で、しかも六歳から十九歳まで人質として過ごした気弱な家康が、なぜ天下をとったのか。その要因を彼の「学び」「真似び」にスポットを当てて探るのが本書の目的です。困難な境遇の中で、彼はどのように考え、どんな学びを得て、どんな方法で自らを成長させたのか―。

目次

序章 本当の徳川家康を誰も知らない
第1章 自分が弱者であることを学ぶ
第2章 信長と信玄に学んだ最適な戦い方
第3章 秀吉からくだされた最高のほうび
第4章 「学び」を総動員して実現させた天下泰平
第5章 健康で長生きしてこそ成し遂げられることがある
第6章 凡人・家康の功と罪

著者等紹介

加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。同大学文学部研究員を経て、現在は歴史家・作家として、独自の史観にもとづく著作活動を行う。内外情勢調査会、地方行財政調査会、政経懇話会、中小企業大学校などの講師も務める一方、テレビ・ラジオなどの番組監修・構成、企画、出演など多方面で活躍する。現在、BS‐TBS「関口宏の一番新しい中世史」(毎週土曜昼12時)に出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ta_chanko

20
幼くして母と別れ、父を失い、織田と今川の人質として育った家康。厳しい境遇の中でも太原雪斎や『吾妻鏡』に学び、戦乱の世を生きる術を身に付けていく。岡崎城主となってからも、家臣も加担した一向一揆に苦しめられ、さらに妻と長男を捨てて信長との同盟を選ぶなど、苦難の連続。その後も三方ヶ原の大敗から学び、信長と秀吉を教師・反面教師としながら、天下を統べる方法を体得していく。家康のもとには、常に本多正信・天海・崇伝といった良きアドバイザーがいた。天下を治めたのちも『貞観政要』に学んだ。学び続けた人生。2023/10/28

チャー

15
歴史家の著者が偉人の学び方について紹介した本。歴史上の出来事を時系列的に追いながら、その学びの姿を解説している。目的達成のために逆算して学ぶ視点の重要性を再認識。戦国時代の出来事や有名な武将等との関わり合いも紹介されており大変興味深い。幼いころに不遇な経験をしながらも、耐え忍び振り返り周囲から貪欲に学び取ってきた姿は改めてすごいと感じる。何より周囲の人を大切にししていたとされる姿が印象的であった。健康に長生きすることの重要性を意識し、食事や運動への配慮も欠かさず実践していたらしいという点は初めて知った。2023/06/10

PARO

1
専門家から学ぶ。貞観政要から学ぶ。部下の諫言を聞く。前に敵対していた人でも、能力があれば登用する。健康のために、鷹狩りをした。自分一人の天下と思ふべからず。いろんな人に助けてもらって、生きている。2024/01/01

はる

1
面白いが勉強法と言うより家康の人生2023/05/17

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