出版社内容情報
童門冬二[]
著・文・その他
内容説明
幼少期の“人質”時代、妻と息子を泣く泣く殺した過去、盟友・信長に課せられた重き荷、豊臣との知略戦…。シンプルでわかりやすい表現で解説する、家康流「人間学」入門に最適の一冊。
目次
第1章 家康の人生
第二章 家康の個性と信念
第3章 二人の大いなる「人生の師」
第4章 家康と信長・秀吉の「統率力」はどこが異なるか
第5章 徳川三百年の礎を築いた創業の知恵
第6章 盤石の「守勢」に向けての布石
第7章 浅井三姉妹とねね
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
歴史小説家。1927年、東京に生まれる。第43回芥川賞候補。目黒区役所係員を振り出しに、都立大学事務長、都広報室課長、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。1979年退職。在職中に累積した人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説、ノンフィクションの分野に新境地を拓く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kurara
40
★3 今年大河ドラマをやってることもありこの本に目が留まった。ビジネス書っぽいのかな? もちろん家康についてもわかりやすい。 最終章の「浅井三姉妹とねね」の話が面白かった。 #NetGalleyJP 2023/09/14
スーヌ
4
【対象外】家康の人心掌握術について説いた本。歴史書とビジネス書の両方の視点から書かれている。自己啓発の色もあり、純粋な史実と言うより、史実に基づいた筆者の主観がわりと強め。面白かったけど。家康ひとりではなく、周囲の人たちについても書かれている。特に最終章の「浅井三姉妹とねね」の話が面白かった。大坂の陣の頃って家康も含めて皆、負の感情が強くてうんざりするから…高台院の存在って本当に癒やされる。素敵です。他の章での、秀忠や家光のやり方について書かれてたのも良かった。2023/03/24
屋間田
2
統治政策の妙というか、家康の、ブレーンもそうだが、人の扱いが上手い、と思いました。そして人間観察に深い。綺麗事は無し。常に現実主義。表層的な人物評ではある(紙幅の関係で表現するには足りないと思う)と思うが、儒教を取り入れ、主人の能力が足りなくとも、部下は与えられた役割を全力でやり切る、という思想が家康から発祥しているのがすごい印象に残りました。すごいなと。2023/09/20
はる
2
過去の著者自身の書籍などを集めたものです。しかし、いろいろわかりました。第4章、第5章が面白い2023/03/13
PARO
1
建前と本音。本音は言わない。部下にお膳立てをしてもらう。部下の答えだけ聞いておく。世論を気にする。よく調べて、戦わずして勝つのが理想。武田軍を味方にする。商人、外国人、学者、僧侶を自分のブレーンにする。2023/12/31
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