出版社内容情報
野地秩嘉[]
著・文・その他
内容説明
現場の空気を変える沈黙の演技。共演者・スタッフの証言も収録!!
目次
第1章 高倉健を生んだ「覚悟」
第2章 任侠映画のスターとして
第3章 スターから名優になった1977年
第4章 頂点のままで
第5章 四十七人の刺客
第6章 チャン・イーモウが見た高倉健
第7章 降旗康男監督が見た高倉健の演技
第8章 高倉健の演技の流儀
終章 共演者が見た撮影現場の高倉健
著者等紹介
野地秩嘉[ノジツネヨシ]
1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、ビジネス、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
4
演技とは、語るということは。高倉健という映画スターの半生を振り返る。伝説になるまでの歩みや、なぜ伝説になったのかということを津々浦々と綴られています。背中で語る美学、言葉にしない美学。なんでもかんでも言葉にしてしまう時代になった今だからこそ、その良さと凄さを感じ取りたいかな。2025/03/04
安土留之
2
高倉健、まず役に人間になりきることを重視するロバート・デニーロ型の俳優であり、名セリフを言うより普通の言葉を使うことを重視したという。相手の俳優の言葉を終わるのを待って自分のセリフを言うのでなく、相手の言葉をよく聞いて、その言葉に「反応」することを大切にした、と著者は言う。だから、高倉健の演技は撮り直しをするのでなく、高倉健の登場する現場では、一発勝負の緊張感があったという。演技ならば、何度も撮り直しできるだろうが、「反応」は撮り直しをするとリアリティがなくなるからだろう。2024/06/15
安東奈津
1
★★☆ …… 2023/06/18
おろち
1
健さんの映画はほとんど観ているけど、これを読んでもう一度観たいと思う映画やシーンが出てきました。2023/02/11
ハルジオン
0
とても面白かった。とにかく高倉健の魅力的。彼の演技がどれほど深いか、が垣間見える。すぐに主演映画を見たくなる。本当にスゴい人です。2025/03/12