内容説明
地球環境、米中対立、核兵器、財政赤字、格差問題。社会を幸福に変える8つの討論。
目次
第1章 地球環境をどうするか
第2章 米中対立はどうなるか
第3章 核兵器はどうなるか
第4章 日本の財政赤字をどう考えるか
第5章 資本主義はどう変わるか
第6章 格差問題をどう解決するか
第7章 パンデミックに学ぶ危機対応
第8章 私達の暮らしはどう変わるか
著者等紹介
宮内義彦[ミヤウチヨシヒコ]
オリックスシニア・チェアマン。1935年神戸市生まれ。58年関西学院大学商学部卒業。60年ワシントン大学経営学部大学院でMBA取得後、日綿実業(現双日)入社。64年オリエント・リース(現オリックス)入社。70年取締役、80年代表取締役社長・グループCEO、2000年代表取締役会長・グループCEO、03年取締役兼代表執行役会長・グループCEOを経て、14年シニア・チェアマン就任。総合規制改革会議議長など数々の要職を歴任。新日本フィルハーモニー交響楽団理事長などを兼務
井上智洋[イノウエトモヒロ]
駒澤大学経済学部准教授。経済学者。慶應義塾大学環境情報学部卒業。IT企業勤務を経て、早稲田大学大学院経済学研究科に入学。同大学院にて博士(経済学)を取得。2017年から現職。専門はマクロ経済学、貨幣経済理論、成長理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ta_chanko
17
未来を正確に予測することはできない。しかしより良い未来を思い描いて進んでいくことはできる。温暖化・核兵器・米中対立・財政赤字・格差・危機対応など問題山積だが、諦めずに粘り強く取り組んでいくことが大切。全体として資本主義を肯定しながら、MMTやベーシックインカムを導入して分配や生活保障を手厚くしていく前向きな内容。政治や選挙に対する期待が大きいところは、若い人には響かないかもしれない。世の中を変えていくのは、おそらく文化的・消費的なムーブメント。2022/09/30
モーモー
10
2050年の将来に向けて、環境、米中対立、核兵器、日本の財政赤字、資本主義、パンデミック、格差問題それぞれについて議論した本所。 オリックス宮内さんはバリバリの新自由主義者と思っていたが、過去の考えにとらわれず、柔軟に思考が変化していることが書かれており、印象が変わりました。高齢になっても変化出来ることは凄いです。 意外だったのは、二人ともMMT賛同者だったことには驚きました2022/10/14
ケンサン
1
30年後の2050年を想定し、マクロ感を持って未来を創造。①経済成長と二酸化炭素排出量増加のデカップリングの推進②米中対立③核兵器への脅威、日本の防衛問題の脆弱性?核シェルターの普及率0.02%④日本の財政赤字をどう見るか⑤資本主義の今後⑥格差の拡大⑦パンデミックに学ぶ危機対応⑧政権批判をしない若者たち…政治は怖いもの。ロシア·ウクライナ戦争、コロナ対応、人流抑制や給付金支給、ワクチンの確保等。国民主権としての当事者意識が求められる~困難な問題こそ諦めない。2050年の次世代のため、できうることを考える…2022/11/15
hoven
1
様々な話題に話が飛ぶ。二人ともMMTを信じてるのはびっくりだ。2022/09/07
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