内容説明
待望の実践編。Q&A方式で小嶋学校をリアル体験。
目次
第1章 トップの責任と仕事
第2章 部下の育成と管理
第3章 組織の本質
第4章 人事管理から戦略人事へ
第5章 人材の発掘と自立人材の育成
第6章 プロフェッショナル仕事術
著者等紹介
東海友和[トウカイトモカズ]
三重県生まれ。岡田屋(現イオン株式会社)にて人事教育を中心に総務・営業・店舗開発・新規事業・経営監査などを経て、創業者小嶋千鶴子氏の私設美術館の設立にかかわる。美術館の運営責任者として数々の企画展をプロデュース、後に公益財団法人岡田文化財団の事務局長を務める。その後独立して現在株式会社東和コンサルティングの代表取締役、公益法人・一般企業のマネジメントと人と組織を中心にコンサル活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古谷任三郎
7
『イオンを創った女』の「実践編」。「悩み相談室」と題し、仕事や人間関係、人生に関する悩みをイオングループ創業者・岡田卓也の実姉である小嶋千鶴子の言葉を引用し、解決へのヒントを提示している。「最近、仕事が面白くなくなってき」たとの質問に、小嶋は「自らの意思であれば困難な仕事も苦になりません。目標やKPIだけでは人は動きません。もっと上位思考の人生を渡っていく「哲学」「思想」に近いテーマをもつ必要があ」ると答える(P.226)、徹底したリアリストにして相手の事を考え抜く哲学者・教育者でもある小嶋らしい答えだ。2020/08/27
かん
6
イオンを大企業にまで発展させた小嶋さんの経営哲学、人材育成等について質問への回答形式で知ることができます。100才を越えておられるのに今の世の中のことに詳しくてビックリ。物凄い努力をしないとここまで思考が行き渡らないはず。ただ目の前の仕事をこなす、以上の深いところで組織の在り方を考え巡らしてるのが伝わった。2019/12/31
才谷
3
前著ではイオンができるまであれやこれやの話で、今回は実践編となっている。イオンのような小売業に限らず社会人なら役に立つ部分が書かれている。2020/01/02
みみ45
3
本編を読む前に、こちらを読んでしまいましたが、 いろいろなエピソードが書かれており、違和感なく読めました。 いろいろな悩みに対するきっぱりとして聡明な解答がきもちよかったです。2019/12/08
Naota_t
2
★3.3 書いてあることは、良いことばかりではあるが、東海氏が小嶋氏を想定して答えていることろは、自身の言葉でないため、どうしても頭にスッと入ってこなかった。「ダイバーシティとは、…多様な人物を受け入れ、経営に活力と成果を生み出すことです。ここでいうダンバーシティとは”異論”を生み出すこと」(p47)というのは、どこかの組織委員長元会長に読み聞かせてあげたい言葉だ。また、「習慣は第二の人格」について、「習慣の一つに、ぜひ読書を入れていただきたい」(p217)とあり、手前味噌だが、その通りだと思った。2021/03/02