内容説明
公務員、税理士、部長・課長、タクシー運転手、専業主婦…善良な人が罪を犯し、まさかの転落した切ない実話33。人には誰にも「別の顔」がある。
目次
第1章 ビジネスマン裁判傍聴記(お金編;女・酒・クスリ編;小事件編;情欲編;被告人を助ける人々編)
第2章 法廷の人に学ぶビジネスマン処世術(被告人(表情・外見)編
被告人(言い訳・答弁)編
弁護士編
裁判長編
検察その他編)
著者等紹介
北尾トロ[キタオトロ]
ノンフィクション作家。1958(昭和33)年、福岡県生まれ。法政大学卒。フリーターなどを経てフリーライターとなり、2001年より裁判傍聴を定期的にスタート。2010年にノンフィクション専門誌『季刊レポ』を創刊し、15年まで編集長を務める。移住した長野県松本市で狩猟免許を取得。猟師としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
269
タイトルの「いっぺんに おにぎり35個を万引き」。なぜ? なぜ? なぜ? 吸い寄せられるように読んでしまった。しかし、ビジネスマンが絡む裁判の傍聴記の寄せ集めだった。タイトルの項目は、たった12ページで物足りない。第2章の法廷から学ぶ「処世術」は、取ってつけの感が強すぎて共感できなかった。2022/05/07
おかむら
28
北尾トロさん久しぶりの裁判傍聴記。タイトルは楽しそうだけど、中身は…。プレジデントオンライン連載とのことでビジネスマン絡みのネタに限定されたのがよくなかったか、以前の傍聴記のようには楽しめなかったわ。特に後半の「法廷の人に学ぶビジネスマン処世術」は全く面白くなくて逆にびっくりだ!2023/07/26
ゲオルギオ・ハーン
28
裁判傍聴で学ぶ仕事術といった内容の本。前半で著者が傍聴した個性的な裁判を紹介し、関係者それぞれの言動を細かく観察している。それだけでもけっこう面白いが、そのうえで裁判の現場で行われていることを仕事で活かすところはどこかと書いているのが本筋のように読めました。一番興味深かったのは弁護士のチームワークについて書いているところ。大きな裁判となると膨大な仕事量が必要になるのでチーム力がないと組織化されている検察官と渡り合うのは難しい。やる気を引き出し、適切な役割分担が重要になるのはどんな業界でも同じなようだ。2021/12/26
keith
19
裁判傍聴記。窃盗や暴力、痴漢等の公判を通しての人間観察。それを元にビジネスマナーについても述べられていますが、果たして役に立つだろうか。2019/12/27
栗羊羹
17
当事者(被害者)の方々にしてみたら、笑い事じゃないっ💢てお叱りを受けますが…時折、フフッ…ヒヒッ…と笑いながら読みました。書名のおにぎり35個を万引きした元公務員…仕事もお金も無く、4日間何も食べていなかったから。裁判傍聴の項目は、お金編(詐欺・背任)・オンナ、酒、クスリ編・小事件編(窃盗)・情欲編(強制わいせつ)…も面白いのですが、第2章の『法廷の人に学ぶビジネスマンの処世術』…こちらおすすめです。2021/10/20




