内容説明
母校の鹿児島大学に設立された「稲盛アカデミー」にて学生たちに熱く語った講演を再現。稲盛和夫の熱中教室ライブ!
目次
第1章 今、君たちに伝えたいこと
第2章 人は何のために生きるのか
第3章 自分の道を切り拓くための六つの精進
第4章 仕事には哲学を持ち込め
第5章 20代で知っておくべき経営の12ヵ条
第6章 稲盛フィロソフィの力(鹿児島大学稲盛アカデミーより)
著者等紹介
稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島市に生まれる。55年京都の碍子メーカーである松風工業に就職。59年4月、知人より出資を得て、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立し、現在名誉会長。第二電電企画(現KDDI)の設立、JALの再建にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
87
人間があまり出来ていない僕にとり、稲盛氏の本はいつも示唆に富み、考えさせられ、何かしら得るものがあるのですが、この本は1番分かりやすかった一冊となりました。そして、稲盛フィソロジーが1番分かりやすかった一冊。そしていつも述べられている利他と利己。薄汚い己と清新な己との鬩ぎ合い。氏の母校である鹿児島大学での講演録を基調に解いておられます。その構成からしても分かりやすかった一冊です。入門書としても良いのではないでしょうか?2021/01/31
サラダボウル
17
京セラを起業、KDDIをNTTの対抗軸に作り上げ、JALを再生させる。もはや伝説の人だけど、本著(2017年刊)は学生への講演や質疑応答も含め、活きる力を、強く明るく提示してくれる。1932年生まれ。うまくいった事ばかりではない。人間として何が正しいのかを座標軸に据え、思いを強烈な熱意にして率いてきた。心には利己と利他がある。利己心では仲間はついてこない。利己心はえげつなー!と自分で叱る。過ぎた事をくよくよ悩まない。欲望はエンジンとなるが肥大化すれば没落する。2050年まで現代文明はもつのか。2020/11/08
しげしげ
12
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」当たり前の正しさが書かれてる。でも流されてなかなか実践はきびしい。ホリエモンのイケイケ割り切りドンドンの考え方がある一方で稲盛ヒィロソヒィが世の中には必要だ。こんな時代だからこそ。2020/02/09
BluePlanet
12
★4.2(3.25) 2017年9月29日発行。「どんな逆境に遭遇しようとも、どれほど厳しい環境に置かれようとも、挫けることなく、常に明るい希望を持ち、地道な努力を一歩一歩たゆまず続けていくならば、自分が思い描いた夢は必ず実現する」鹿児島大学にある名誉博士像の銘文の言葉で、まさに稲盛氏の生き方を著した言葉ですね。「人生・仕事の結果=考え方☓熱意☓能力」の考え方はまさに、利他の心であり、これにより京セラ、KDDI、JALを導いた稲盛フィロソフィーの根幹ですね。ただ少し他の本の繰り返しなのは止むを得ないかな。2018/05/20
まゆまゆ
10
人生を決めていくのは、自分の心の中に抱く「思い」である。考えることと違って、日々の思いが自分の性格や人間性を形成する。人間の心は庭のようなもの。手入れをしないと利己心という雑草だらけになってしまう。今や稲盛氏の哲学は第三の社会哲学として研究・普及対象となっていたことにも驚き。人生の結果=考え方×熱意×能力は再確認。2018/04/25