内容説明
「二人目の壁」を乗り越えるしなやかな働き方、しなやかな生き方とは。
目次
Prologue 「幸せ」のためにオランダが選んだ働き方とは?
1 生産性を重視した仕事の基本
2 オランダ型ワークシェアリングの仕組み
3 「同一労働同一条件」が優秀な人材を集める理由
4 オランダ式テレワークがもたらした効果
5 ソフトワークを実現する「チーム主義」とは?
6 社員の「モチベーション」を重視すると企業は成長する
7 「世界一子どもが幸せな国」のソフトワーカーの生き方
Epilogue 「2人目の壁」を突破するために必要なこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
111
18時には仕事を終えて帰宅するという習慣があるというオランダの働き方を学ぼうという趣旨の本。本書に書かれた内容がオランダの働き方の最大公約数ではないとは思うし、日本のどういう働き方をしている人たちが読むかで捉え方は随分変わってくると思う。しかし、柔軟性のある働き方が法的にも保障され、社会としても受け入れ態勢が整っていて機能しているというのならオランダは良いなと考える。労働に対する価値観について言い出すと収拾がつかなくなるが、チームとして仕事をコントロールするというやり方は自職場でも取り込めないかなと思う。2023/06/11
たまご
18
アムステルダムに行く機内で。オランダの労働、子育て事情が書いてあります。日本とずいぶん違うなあと。 わからなかったのは、みんなでワークシェアしているのでしっかり休みが取れるのですが、その穴埋めをする人たちの状況は厳しそうなんだけど、記載がないところ。アムス在住10年以上の友人は、何か資格や特技がないと相当厳しいと言ってました。 オランダのやり方をやや崇めている感があるのですが、やり方として参考すべき点は沢山有るかと思いました。政府のヒト、是非ご検討を!2017/06/23
はふ
15
日本とオランダで働き方が全く違う。 オランダでは、自分のライフバランスに合わせた働き方がしっかりできていて、パートタイムで働く正社員がいて普通だし、法律でも決められている。つまり、自分が働く量をコントロールできているのである。しかし日本には、できていないことだと思った。 もちろん、日本とオランダでは、面積的にも人工的にも、抱えている問題に関しても条件が違う。だが、オランダのようなシステムを取り入れて、働き手にとってより生産的で、合理的な働き方に日本を変えていく必要があると感じた。2020/02/01
コジターレ
13
子どもが幸せになるためには大人が幸せにならなければならない。このことは学生時代からずっと感じていたことなので、本書で「世界一子どもが幸せな国」オランダの事例を知れたのは良かった。働き方改革における生産性向上のためのヒントが得られたのも収穫だった。文化的歴史的な違いがあるし、法律も異なるので、そのまま考え方や手法を輸入することはできないが、少しでも日本が参考にしてほしいと思った。2017/11/26
K1
11
働き方改革が叫ばれている昨今ではありますが、制度をどうこうってことより、意識改革が大切なんだろうね〜。国民性ってのもあるかもしれませんが、子どもが幸せイコール親も幸せでなくっちゃねー今までやってきたからと、無駄な仕事してませんか?(笑)2018/12/19