感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
33 kouch
31
audibleで。よき師や側近、幕賓、いずれも自分にはいないなー、と思い聞いていたが。そうだ、自分は帝王学を学ぶもなにも、まずその土俵にもたっていないんだ、と現実を知る。独善に陥らず自己を律することの大切さを知る。ここで学んだことが身に沁みるくらい、まずはなにか貫いて生きていきたい。2025/05/06
藤森かつき(Katsuki Fujimori)
29
伊藤肇氏の著作は殆ど読んだと思う。特に、「帝王学ノート」は座右の書とも言うべきもので、繰り返し読んだものだけど、度重なる引っ越しで行方不明になってしまった。本書は「現代の帝王学」に編集の手が入ったもので、分かりやすいけれども、伊藤肇氏によるピンと張り詰めた緊張感からくる味わい、というものが薄いように感じる。仮にも帝王学。『やさしく学べる』必要あるのかな? それでも、伊藤肇氏らしさは確り残っているので、懐かしさがこみ上げてくる。また引っ越しになりそうな気配があるので、片付けがてら古い本を探してみようと思う。2020/02/16
Gokkey
11
帝王学という言葉自体を今まで誤解していたようだ。人をいかにコントロールするかというような、ドライ・無機質で、どちらかといえばカーネギー等の古典的なアメリカビジネス本のような内容かと思っていたが、本書はリーダーたるものの心構えや振る舞いを様々な文献を例に挙げていく。一冊通して何かを論じるような内容ではなく、それぞれの章にある言葉を拾い上げて自身の行動や思考に落とし込むような内容。こういうスタイルの本は決して嫌いではないし、オリジナルの文献にあたるきっかけづくりにはなる。2024/04/22
大先生
11
帝王学として、①師を持つこと、②よき側近を持つこと、③幕賓(顧問や相談役)を持つことの3つについて解説されています。サラリーマン側でも②は参考になると思います。「ノート」なので要点が簡潔にまとまっていますが、読み物としてはちょっと物足りない気がします。まあ、好みの問題かもしれませんが…。ところで、著者の伊藤肇氏は安岡正篤先生の弟子だそうです。道理で文章の雰囲気に似たものを感じるわけです。2021/12/22
るい
8
「帝王学」を読んでみたものの、ちょっと難しい。そういう人にはこちらがオススメ!名言とエピソードがセットになっていて、読みやすくわかりやすい。古今東西の様々な人物たちが、何を思いどう生きてきたのかもつかめる。今の時代に合わないものもあるような気がするが、普遍的な原理原則もある。2017/05/07
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- 和書
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