内容説明
井伊家の人々の“生き様”を我々は学ぶべきである。浜松、彦根、井伊家1000年の歴史。
目次
第1章 「井伊家」から私たちが学べること―先見力で明日をつかむ(県立彦根東高校に宿る「赤鬼魂」の教え;節約の城・彦根城は、私たちに何を語りかけているか ほか)
第2章 「井伊家」千年の歴史―押さえておきたい史実を知る(平安中期、井伊家出生譚;井伊家千年と武士の誕生 ほか)
第3章 直虎と直政のきずな―生き抜く勇気・活かす勇気(直虎と虎松の縁;永禄三年の絶望と永禄四年の希望 ほか)
第4章 譜代筆頭・大老家として生きる―忠義専心で将軍家に仕える(直政の政治的手腕と右肘の負傷;「徳川四天王」の一人、直政の早すぎる死 ほか)
第5章 幕末、主家を想い、日本を想う。そして、死を恐れない―勇気をもって守るべきを守る(井伊直亮が大老職在任中に感じた不穏な空気;西洋式軍隊の練成にいち早く取り組む ほか)
著者等紹介
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年、滋賀県彦根市生まれ。県立彦根東高校卒。60年に早稲田大学卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、77年フリーに。98年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』など幅広いメディアで活動中のほか、早稲田大学特命教授、「大隈塾」塾頭も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モビエイト
2
田原さんが歴史解説とは珍しいなぁと思いましたが、彦根出身だから井伊家に対しては色々と思う事があるのだと思いました。大河ドラマが始まるので予備知識として読め良かったです。2017/01/03
マナティ
0
井伊直弼を読み解きたく一読。 代々の筋が通った一家であり、ご自身の出身大名ということもあり内容に熱を感じた。 力あるものから信頼を得ることの重要性はヒシヒシと感じた。 最後の当主が幕府より政府側についたのも苦渋の決断だとは思うが英断だと感じ、井伊家まわりの優秀な人材も気になった。2025/01/31