内容説明
「ドイツ御三家」のメルセデス・ベンツ、BMW、アウディにレクサスはどうすれば勝てるのか。「トヨタでいちばんクルマが好きなのは社長」自他共に認める“カーガイ”である。トヨタの豊田章男社長が考える「レクサス」とは。
目次
第1章 レクサスはいかにして生まれたか
第2章 日産、ホンダの「プレミアムブランド」
第3章 「デザイン」革命を指揮する男
第4章 レクサスのつくり手たち
第5章 「プレミアムセグメント」プレーヤー
第6章 世界ブランドを確立できるか
著者等紹介
井元康一郎[イモトコウイチロウ]
ジャーナリスト。1967年鹿児島生まれ。立教大学卒業。イタリアの聖チェチリア音楽院中退。高校教員、オルガニスト、娯楽誌および財界誌の記者を経て独立。自然科学、自動車、宇宙航空、電機、エネルギー、楽器、映画・音楽など幅広い分野で取材活動を行い、雑誌およびウェブ媒体に寄稿している。自動車はメインフィールドのひとつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たー
11
掘り下げが足らず、物足りない感じ。2016/05/15
まめタンク
2
2019年292冊目。自動車関連の著作を書いている方なので、全体的にレクサスが売れるためにはもっと走りと性能を上げて行くべきだ!という論調です。結論として、レクサスの成功はトヨタ1社ではなく、日本の自動車産業の未来を決めると書いてあるけれど、良い車というだけで売れるという昭和的な発想は時代遅れだと感じます。レクサスオーナーのレビューなどを読むと、レクサスは顧客サービスの充実が購入の決め手になっているようで、実際、レクサス星が丘店は本になっているほど有名です。車はもはや、顧客体験の一要素なのかもしれません。2019/11/23
Noboru
2
雑誌などでは、広告主のトヨタに遠慮、なかなか辛口なコメントを見ませんが、この本では辛口にレクサスを切って捨ててる感じが心地よいです!確かに、デザイン面も乗り味も統一感に欠けてる印象ですので、納得です。まだまだジャーマンスリーには遠く及ばないながら、最近少しずつ乗り味が良くなってきたとは感じるので、1人の車好きとして、福一さんや豊田章男さんの言っているような素晴らしい車を輩出するブランドに育ってほしいとも思いました。また、大企業病から脱却することも難しい事だなと改めて考えさせられました。2016/05/10
バジンガ
1
レクサスの何について書こうとしているのか、よくわからない本でした。デザインの話をするのであれば、写真や図がないと伝わってきません。2024/01/29
hane
1
1980年代からプレミアムセグメントを狙ってアメリカに展開しているとは知りませんでした。 ブランドを作ることは難しい。とはいうもののトヨタが長らく苦戦している様子を見るとその壁の大きさを痛感させられる。 まだトヨタブランド、ハイブリット、ライバルとの差別化など課題も多い中、ブランド革命でドラスティックなデザイン変更を行うなど力強い活動が読み取れる。2018/01/28




