内容説明
政府や市民セクターが解決できない社会課題に企業が組織力や技術力といった強みをいかして、その解決にあたることが期待されるようになってきている。あなたの会社はいま何を求められているだろうか。
目次
第1部 なぜいま、会社の出番なのか
第2部 社会を変える会社はどこにいるのか(対話型 損保ジャパン;ボトムアップ型 伊藤忠商事;グローバル型 武田薬品工業)
第3部 会社の存在意義とはなにか
著者等紹介
岩井克人[イワイカツヒト]
東京財団名誉研究員。国際基督教大学客員教授。東京大学卒、マサチューセッツ工科大学経済学博士(Ph.D.)。イェール大学経済学部助教授、プリンストン大学客員准教授、ペンシルバニア大学客員教授などを歴任。東京大学名誉教授、武蔵野大学客員教授。2007年4月紫綬褒章を受章。主な著作に『会社はこれからどうなるのか』(平凡社、小林秀雄賞)、『貨幣論』(筑摩書房、サントリー学芸賞)、“Disequilibrium Dynamics”(Yale University Press,1981.日経経済図書文化賞特賞)
小宮山宏[コミヤマヒロシ]
株式会社三菱総合研究所理事長。1972年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、同大学工学部長等を経て、2005年総長に就任。2009年3月に総長退任後、同年4月に総長顧問、三菱総合研究所理事長に就任。専門は地球環境工学、知識の構造化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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三上 直樹
1
日本社会における企業の果たすべき責任=CSRを、事例をもとに検討した内容。そこには、曙ブレーキ工業という出色の活動をしている会社がある一方、電通という悪名高い企業もあり、何をもって会社を評価すべきかは難しい問題です。2017/07/28
いか
0
短期的な利潤ばかりを重視するのではなく、本気で「社会への貢献」を考える企業が、結果的に事業でも成功している…と、実例を示しながら、企業にとってCSRが重要だ!と説いている。きれいごとだけでは済まないのでは…??と思う反面、読後になんだか前向きな気分になれた。2015/06/10
takahashi126
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単なる社会貢献活動としてのCSRではなく自社の事業展開と事業保全を軸にしたCSRの実例と今後の会社と社会の関係、特にミレニアが牽引する社会起業家的仕事観に基づく会社のCSRを分かりやすく書いた良書。2014/10/14




