内容説明
金や物に屈従しない「人間尊重」の生き方を生涯貫いた出光興産の創業者、出光佐三。日本が戦争の痛手から立ち直れないでいた昭和二十八(1953)年、国際石油メジャーと大英帝国を敵に回して、たった一隻のタンカー「日章丸」で世界を驚かせた真の日本人の生涯。
目次
萌芽
青春
独立
大陸への道
死線を越えて
危機の時代
反骨精神
無私の構図
人間尊重
使命
指月の訓
廃墟のなかで
布石
不死鳥のように
孤独な戦い
燃ゆるイラン
日章丸事件
秘薬
悲報
自由化の戦い
事業芸術化
永遠の日本
著者等紹介
高倉秀二[タカクラヒデジ]
昭和2年1月、福岡県に生まれる。28年3月、早稲田大学卒業。その後、同大学大学院に学ぶ。経済史、経営思想の研究ならびに評論、評伝等の執筆活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおとろ|内省的ストーリーテラー
4
☆☆☆☆☆2019/12/05
葉
2
大学の先輩。学部時代に出光記念館への道を聞かれてわからなかったことがある。神戸高商への入学は家が近かっただけでなく、初代校長の水島テツ也が広く天下の俊才を集めるために機会均等の門戸を開いたこともあり、教科過程の制度も巡り合わさったことにある。海賊と呼ばれた男でストーリーはわかっているが日本のために世界と戦った素晴らしい人である。2016/10/01
黒豆
2
強い意思と信念で出光興産を築いた出光佐三の一代記。幼少期から全ての年代で異彩を放っている。反骨精神、イランへの日章丸派遣、メジャーとのやりとり、などなど、本田宗一郎に通ずるものがあるがホンダは物作りに今も多彩な活動を続けるが、出光はあまり表に現れず仕組みも普通の会社になったが、内情はどうなんだろうか?と思った。百田尚樹の海賊とよばれた男の元本的な内容。2014/03/21
tsuyoshi
0
「海賊と呼ばれた男」に続いて読んでみました。出光佐三のスケールの大きさ、信念の強さに圧倒され、感動しました。 結構ボリュームがあるとで時間をかけてゆっくりと。2015/03/14
トックRock
0
時間が足りず途中で断念!2015/03/03
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