諦める力―勝てないのは努力が足りないからじゃない

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諦める力―勝てないのは努力が足りないからじゃない

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784833420488
  • NDC分類 159
  • Cコード C0030

目次

第1章 諦めたくないから諦めた
第2章 やめることについて考えてみよう
第3章 現役を引退した僕が見たオリンピック
第4章 他人が決めたランキングに惑わされない
第5章 人は万能ではなく、世の中は平等ではない
第6章 自分にとっての幸福とは何か

著者等紹介

為末大[タメスエダイ]
1978年広島県生まれ。2001年エドモントン世界選手権および2005年ヘルシンキ世界選手権において、男子400メートルハードルで銅メダルを勝ち取る。陸上トラック種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。シドニー、アテネ、北京と3度のオリンピックに出場。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2013年5月現在)。2003年、大阪ガスを退社し、プロに転向。2012年6月、日本陸上競技選手権大会を最後に25年間の現役生活から引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

140
タイトルのとおり「諦める」いついての著者の考えが述べられていました。「手段は諦めても、目的は諦めない」というのがとても印象に残りました。これは言い得て妙です。2024/07/17

マエダ

85
確かに新卒以外のスポーツマンの将来への不安は計り知れない。2016/09/14

いっち

77
為末さんは、勝つために、陸上の花形100mを諦め、400mと400mハードルに移った。サブタイトルは「勝てないのは努力が足りないからじゃない」。努力しても勝てないのは、「その人の能力に見合っていないから」だそう。見合った方向を見極めるには「さしたる努力をすることなく勝ってしまうフィールドを探す」こと。小中学生なら、学校の教科を勉強し、良い結果が出た教科を伸ばすのがよさそう。社会人の私にとって、何を伸ばせばいいのだろう。本を読んで感想を書くのは好きなので、続けてみようと思う。楽しくなくなったらやめればいい。2020/08/01

mukimi

75
まだ社会人5年目、専門領域3年目の私には「諦めなければ夢は叶う」「やればできる」という若者の夢をやんわり否定する筆者の考え方を全面的に支持することはできない。努力は必ず報われる!と燃え上がることで爆発的努力が継続できた浪人時代に、諦め(自分の能力の限界を冷静に見極めること)がテーマのこの本を知らなくてよかったとさえ思う。筆者は、母が毎日裏山に登ることと自分がメダルを取ることに何の差があるのか分からなくなった、というくらいの達観した修行僧のような方。今後はそんな悟りも探り探り取り入れていかないといけないな。2019/08/18

ちくわ

73
タイトルに惹かれた。大人になる=①嫌いな人とも一緒に働く+②自分の限界に気付く…だと自分は考えている。特に②に関してだが…少年誌やJPOP等では『君の可能性は無限大!』だとか『夢は必ず叶う!』とか喧伝されるが、実社会はそう甘くはない。特に大人になってからは時間との戦いが多く、どだい無理な事や適正の無い事には拘泥しないようにしている。そんな自分なので、このタイトルにはかなり惹かれた。感想…著者が本物のトップアスリートなだけに説得力がエグイ!なのに温かみに溢れた良書だった。中野信子さんの努力不要論も併せてね!2025/09/09

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