内容説明
中東のリーダー“モダンイスラム国家”トルコがわかれば、これからの新たな世界の図式が見える。
目次
序章 いま、なぜ世界がトルコに注目しているのか?
1章 理由その1―トルコ大躍進のかげに3人のカリスマあり
2章 理由その2―トルコには精神的支柱となる人物がいる
3章 理由その3―トルコは開かれた国際国家である
4章 理由その4―トルコに投資すれば利益と喜びがついてくる
5章 理由その5―トルコが中東の地図をぬり変える
6章 理由その6―トルコはアメリカに対して優位である
7章 理由その7―トルコ国民はきわめて親日的である
終章 疲弊した日本がトルコに学ぶこと
著者等紹介
佐々木良昭[ササキヨシアキ]
1947年、岩手県生まれ。拓殖大学卒業後、国立リビア大学神学部、埼玉大学大学院経済科学科を修了。トルクメニスタン・インターナショナル大学にて名誉博士号を授与。1970年の大阪万国博覧会ではアブダビ政府館の副館長を務めた。アラブ・データセンター・ベイルート駐在代表、アルカバス紙(クウェート)東京特派員、在日リビア大使館渉外担当、拓殖大学海外事情研究所教授を経て、東京財団上席研究員、笹川平和財団アドバイザー、いずれも現職である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひかる
7
トルコという国は今活気にあふれている。若者がとにかく多い。そのぶん有望な人口も多い。更にトップが優れていて環境も申し分ないから世界が注目している。パムッカレでイスラム教のカップルとキリスト教のカップルがそれぞれ結婚写真を撮っていたのを思い出す。とにかく皆が優しくて笑顔で良い~国なんだなぁ。あぁ、また行きたい。トルコと新しいビジネスが出来たら、なんて夢も抱けちゃう一冊でした。2012/07/03
レーモン
4
ちょっと言い過ぎだと思うけど、実際に躍進してきている国がトルコです。ただ、波が激しいところが難ですよね。暴動が起きて苦労をしているしね。また、言い過ぎと思うのは、他にも伸びるだろうと思える国がたくさんあるからです。ベトナム、イラク、イラン、ミャンマーなどなどです。ただ、中東やアジア地域は、政治リスクが最近顕在化しているので注意が必要だな。2013/07/21
狐火
4
リラ建て外債を販売するのに課長に借りた本です。これを読んで自分の先入観に気づきました。西洋史観が知らず知らずに根付いているのだなと思います。そもそもトルコってあまりイメージなくてケバブとか伸びるアイスとか、そのあたりしか知らないわけですが、読むとなるほど、いろいろ有望な国なのだなというのがわかります。若干作者がトルコびいきだなと感じるところはあれど、勉強にはなりました。2012/08/14
ばなな
4
この本を読んだ後、タイトルをもう一度見る・・ああやぱっり日本人のようだがもしかしたらトルコ人かも。ハッタリをかますくらいの豪快さだからである。トルコの賃金もマレーシアに比べて約2倍、ベトナムだと4倍くらいかな?イスラムの宗教だけど縛られていない感じ。その国ごとの宗教もあり別に気にはしないが、アジア圏に赴任した場合「選民意識」が働く・・これ同感。この本を読んでいると、トルコに行って一つ日本との貿易で一旗上げてやろうかと・・・大ボラのプレゼンでもしてみようか!この国の人への思いやるには、敬服する。2012/04/17
可兒
3
かなりトルコびいきにも感じるが、逆よりはマシか。正直日本では影が薄いこの国を推すことには賛成する2013/01/04