内容説明
歩く、見る、買う、食べる、憩う、遊ぶ、泊まる。値段から辿る京都案内。「初心者」には頼りになる指南役。「京都好き」には手放せない豆事典。古都の達人になるための知的道標。
目次
「染井の名水」
錦市場「近喜」の小さいひろうす
「長久堂」の桜干菓子
「鳩居堂」の絵葉書
「出町ふたば」の豆餅
「こんなもんじゃ」の豆乳ソフトクリーム
「よーじや」のユニパック
「湯波半」の引き上げゆば
「一保堂茶舗」のいり番茶
「大文字送り火」の護摩木〔ほか〕
著者等紹介
柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年京都市生まれ、京都育ちのエッセイスト。現在、京都市北区で歯科医院を開業。テレビ朝日系列の旅番組「旅の香り時の遊び」の旅監修も担当
ハリー中西[ハリーナカニシ]
1959年京都市生まれ。京都市中京区在住。料理撮影を中心に雑誌等で活躍中のカメラマン。ラーメン好き、酒好きとしても知られ、食べるように撮る料理写真には定評がある。西に東に、昼に夜に、撮り食べ続けている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
88
見て歩く、食べる、遊ぶ、買う、京都の「ええもん」をハリー中西氏の写真と柏井壽氏の文で紹介。頁を捲るごとに京都の魅力が目に飛び込んでくる。柏井氏の文を読むにつけ、ほんものの良さが伝わってくる。 やはり柏井氏の御著書はものを選ぶ目の確かさ、読みやすい文章が魅力。まちがいありません。紹介されたのは「染井の名水」(0円)から「要庵・西富家の夜泊まり」(27,000円)まで62アイテム。私のお勧めは「開化堂の茶筒」(6,000円)。我が家にもあります。これこそ日本、これこそ京都といえる逸品です。2017/08/04
安国寺@灯れ松明の火
11
妻が図書館で借りてきたのを拝読。0円の「染井の名水」から、27,000円の「要庵 西富家 一泊」まで、京都の名所・老舗の名産品などを写真付きで紹介しています。比較的リーズナブルな品もあり、親しみやすい京都を演出……しているのでしょう、たぶん。私は京都に4年住んでましたが、縁があったのは「賀茂川の飛び石」(0円)と「市バス一日乗車券」(500円)だけでした。妻が京都に対して夢を見ていると、冷や水をそっと差し出さずにはいられない。そんな大阪の魂を、私はまだ失っていないようです(笑)2013/03/10
Hiroki Nishizumi
3
思いのほか良かった。でも大弥食堂は閉店しちゃったのね。紹介されていた片泊まり宿に惹かれた。2017/10/07
patapon
3
2003年発行なので、現在は大幅に値上げしていることでしょう。とようけ丼、食べてみたいな。2016/11/11
百花
2
京都にさほど遠くない土地に住んでいた頃、それでも京の街や、そこに存在するありとあらゆるものが憧れだった。何故か、男友達とより女友達と訪れるほうが嬉しく楽しかった。その理由がこの本で判明した。細々とした買い物にせよ、美味しいものをいただくにせよ、ぶらりぶらりあてもなく歩くにせよ、気の置けない女友達との方がいいにきまっている。あとは一人のそぞろ旅。15年も前に発行された本だから、お値段はそのままというわけにはいかないだろうけど。2018/10/05