内容説明
家事経験ゼロの元キャリア官僚の夫が、家事に挑戦。それを見守るは、生活評論家にしてベンチャー経営者である妻。さて、沖しげる・幸子夫妻のこの試みは、夫婦の間に何をもたらすのでしょうか。
目次
第1章 犬の世話も家事のうち
第2章 冷蔵庫から学ぶ家事の哲学
第3章 下駄箱にリストラを
第4章 スーパーマーケットへ行ってみた
第5章 料理は、楽しい
第6章 キッチンにおける収納の鉄則
第7章 水まわりは、おまかせあれ
第8章 わが家がくつろぎの場であるために
第9章 男だからできる家事がある
著者等紹介
沖しげる[オキシゲル]
広島県出身。一橋大学卒業。昭和49年に通商産業省(現・経済産業省)入省。大臣官房、外務省プレトリア領事、内閣審議官、資源エネルギー庁省エネ・新エネルギー部長などを歴任。平成13年沖縄サミットに基づく再生可能エネルギーに関する国際会議で副議長を務める。平成13年退官
沖幸子[オキサチコ]
兵庫県出身。神戸大学卒業。全日空勤務を経てフラオグルッペ株式会社代表取締役社長。大学客員教授(起業論)、政府審議会委員。ドイツ、イギリスで料理、インテリア、ガーデニングなど家事評論を学び、「暮らしのエッセイスト」としてTV、ラジオ、講演でも活躍。20代から70代まで幅広い女性の支持を集める
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感想・レビュー
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bluemint
2
どうも白々しさを先に感じてしまう。自分の妻のことを「家事の専門家」とおだて、自分は当たり前のことを知らなかったと卑下する。又、「留守番電話なんていらない。伝言は秘書に残してもらえばいい」などの、マリーアントワネットの「パンが買えないならケーキを食べればいいじゃない」に似た無邪気な高所感がやたらと引っかかる。家事のノウハウは今では誰でも分かっており、どうしたらそれが持続するのかという所に今は問題が移っている。最近よくあるマンガエッセイでもその辺りに焦点が当てられている。ちょっと古い内容になってしまった。2018/12/20
マカロニ マカロン
1
個人的な感想:B-。著者の沖しげる氏は通産省(現経済産業省)の元キャリア官僚。妻の沖幸子さんは、ベンチャーで掃除会社を経営している。そんな夫婦二人が交互に文章を書いているが、主に夫が文章を書き、それを妻が 校正している感じで進み、ちょっとほのぼのした感じ。元キャリア官僚の沖しげる氏は子供のころから家事を全くしたことがないらしく、ガラス掃除の基本やスーパーの値付けなど常識と思えることに感心している。男性の得意な分野で積極的に家事に参加しようという主張はわかるが、今時そんなに家事をしない男はいないと思った。2012/01/22
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