知命と立命―人間学講話

知命と立命―人間学講話

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784833414111
  • NDC分類 120.4
  • Cコード C0010

内容説明

人間を支配する因果律を知り、それを操作して自分の運命を創造する理法を説く東洋哲学の生粋。

目次

1 人間学とは何か(何のために学ぶのか;伝統と節義に基づく人間学)
2 東洋哲学の精粋(活機と殺機;「命」とは何か;運命は自分で作るもの;国家の運命;「真の自己」の発見;東洋哲学の妙味)
3 達人の人生哲学(君子は自ら反る〈孟子〉;禍福終始を知って惑わず〈荀子〉;書を読まざれば面目憎むべし〈黄山谷〉;倹以て徳を養う〈諸葛孔明〉;志はまさに高遠を存し〈諸葛孔明〉;刻〓して自立す〈王陽明〉;閑是非・閑煩悩を省了す〈王陽明〉;天網恢、疎にして漏らさず〈老子〉)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

19
宿命・運命という言葉も取り上げつつ、命、人生を問う書です。命=絶対的自己であり、それを知り、打ち立てることが重要と説きます。西洋にも「汝自身を知れ」とある通りですが、兎角人は内面よりも外界の雑事に捕らわれがちで、却って自己を乱すことも多かろうと思います。自己に反り、省みて、自分に与えられた天分に満足し、それを活かし切ることが人生の意義なのだと思いました。ただし、本著にもあるとおり、そういう生き方は大衆的価値観とは相対するので、苦しい生き様になるでしょう。人生を修行と捉える志ある方は、是非ご一読ください。2017/09/18

とし

12
著者は明治末期に生まれ、戦後の昭和58年まで生きた知識人。時の総理大臣・佐藤栄作をして「帝王学の人」と言わしめた思想家であり「人間学」の教育家。明治以後、西洋一辺倒になった日本の思想界にあって、東洋哲学の素晴らしさとその深遠さを力説し、在野にあって人々を教化し続けた「導師」と呼ぶべき人であったらしい。本書はその著者の講演・講話をまとめたもの。寡聞にして僕はこの人を知らなかったのだが、久しぶりに「座右に置くべき書」に巡り合った気がしている。自己を省み背筋を正すために、半年に一度くらいは読み返したい。2016/01/19

大先生

11
勉強になるのは勿論、面白い本でした。何度もにやにやしてしまいました。例えば「あの宇垣一成という人くらい醜男を見たことはない。その一つ一つ、目だの耳だの鼻だの口だの見ると、よくもこんなへんちくりんな物を並べたものだと思うくらい醜男だが、それが全体として見ると、いうにいえない魅力がある。こういうのを『醜の美』というんだね。(笑)これは芸術であり哲学だ」なんて記述も。現在では許されない表現でしょうけど…(笑)とにかく、天から与えられた使命を知り(知命)、自己の運命を確立する(立命)ということを意識して生きます!2021/12/15

ルル

8
要再読2015/10/25

vip2000

7
物質や情報に溢れた豊かな日本ですが、自殺や凶悪事件が多々あります。精神が未熟な人に何か救いは無いかという観点で、安岡氏の人間学という言葉に惹かれ読みました。『禍福終始を知って惑わず<荀子>』運や不運は巡るもので、始まりがあり終わりもあるから、惑わない為には学問が大切とありました。薄弱のひょう少年が福祉が充実していない時代に乾坤の思いで、活路を拓いた物語など、親しみやすい物語から人生哲学が表現されている良書です。2016/09/08

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