内容説明
ソ連に留学した蒋経国は国共対立のはざまで人質となり、底辺労働者として12年間、スターリン主義を体験した。この体験が後に反共のリーダーとして自由中国を発展させる原動力となった。ソ連留学12年、旧満州の戦後処理をめぐってスターリンと直接交渉した蒋経国が語るソ連の野望と国共対立80年の新事実。
目次
第1章 父との繋がり―革命と動乱の星の下に
第2章 ソ連での試練―底辺での共産主義体験
第3章 古典との再会―王陽明への傾倒
第4章 新〓南の建設―救世の情熱と成果
第5章 赤〓嶺の精神―革命教育の展開
第6章 外交部特派員―ソ連の野望との戦い
第7章 危急存亡の秋―上海の“虎狩り”
第8章 復興基地創建―台湾の民政改革
第9章 猶如百万雄兵―実力者への道
第10章 蒋経国の本領―自由中国繁栄の礎
終章 大孝大節大巧―大謀は謀らず
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