現代世界の市民社会・利益団体研究叢書 日本における市民社会の二重構造―政策提言なきメンバー達

ペッカネン，ロバート【著】/佐々田 博教【訳】

木鐸社（2008/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 267p／高さ 22cm
• 商品コード 9784833223997
• NDC分類 361.6
• Cコード C3031

目次

第１章　序論
第２章　比較の観点から捉える日本の市民社会
第３章　法規制の枠組み
第４章　自治体と地域市民社会
第５章　市民社会に対する規制の政治的背景
第６章　結論：政策提言なきメンバーたち
付録　データセット

著者等紹介

ペッカネン，ロバート［ペッカネン，ロバート］
１９６６年ロードアイランド州生まれ。２００２年ハーバード大学大学院政治学研究学科修了。Ｐｈ．Ｄ．（政治学）。現在ワシントン大学ジャクソン国際スクール日本研究学科学科長・助教授。Ｊａｐａｎ’ｓ　Ｄｕａｌ　Ｃｉｖｉｌ　Ｓｏｃｉｅｔｙ：Ｍｅｍｂｅｒｓ　Ｗｉｔｈｏｕｔ　Ａｄｖｏｃａｔｅｓ（Ｓｔａｎｆｏｒｄ　２００６）は、日本ＮＰＯ学会の研究奨励賞を受賞し、Ｔｈｅ　Ｊａｐａｎ　ＴｉｍｅｓのＴｈｅ　Ｂｅｓｔ　Ａｓｉａ　Ｂｏｏｋｓの一つに選ばれた。日本政治に関してメディアからインタビューをうけることも多い。アメリカＰＢＳテレビのＴｈｅ　Ｎｅｗｓ　Ｈｏｕｒ　ｗｉｔｈ　Ｊｉｍ　Ｌｅｈｒｅｒへの出演や、Ｔｈｅ　Ｃｈｒｉｓｔｉａｎ　Ｓｃｉｅｎｃｅ　Ｍｏｎｉｔｏｒ紙、朝日新聞でのインタビュー、アメリカ、オーストラリア、ジャマイカのラジオ番組にも出演したことがある。『Ｊａｐａｎ’ｓ　Ｄｕａｌ　Ｃｉｖｉｌ　Ｓｏｃｉｅｔｙ：Ｍｅｍｂｅｒｓ　Ｗｉｔｈｏｕｔ　Ａｄｖｏｃａｔｅｓ』で第２４回大平正芳記念賞（２４ｔｈ　Ｍａｓａｙｏｓｈｉ　Ｏｈｉｒａ　Ｍｅｍｏｒｉａｌ　Ｐｒｉｚｅ）を受賞

佐々田博教［ササダヒロノリ］
１９７４年熊本県生まれ。カリフォルニア大学バークレー校政治学部卒業。現在ワシントン大学大学院政治学研究科博士課程在籍。Ｐｈ．Ｄ．Ｃａｎｄｉｄａｔｅ（政治学）。専門は比較政治学と国際関係学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[壱萬参仟縁]

本書の主要テーマは、市民社会の発展パターンと政府のインセンティブ構築の因果関係を論じること（19頁）。市民社会とは　組織化された非政府・非営利団体（・点、20頁）。焦点は、政府が市民社会を形成する手段にあてられるべきで、市民社会を分解する必要がある（25頁）。日本の市民社会は、社会福祉を除いて労働力が0.4％しかなく、専門職化されていない（68頁）。自治会は、地方の要求を聞いてくれるなら政党と協力する（124頁）。しかし、そこに落とし穴もあるだろう。政治とカネなどである。　

2014/11/19

[かもろうる]

読みやすさ☆1

2015/07/09