目次
第1部 社会構造・経済状況・政治文化(有権者の属性と政党支持・投票行動;職業と党派的態度:長期的変動と対立構造の認知;階層・価値観・ネットワーク;経済状況と投票行動)
第2部 ミシガン・モデル再考(政党支持とその規定要因;候補者認知・候補者評価と投票行動;争点態度と争点投票;投票行動における業績評価と期待の役割)
第3部 制度とシステム(選挙制度の改変と2票の使い分け;政党システムと投票行動)
著者等紹介
平野浩[ヒラノヒロシ]
1959年大阪府生まれ。1988年学習院大学大学院政治学研究科博士課程修了。学習院大学政治学博士。学習院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kazuki Yama
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この本は、選挙制度論というよりも、選挙における有権者の投票行動などの話がメインになっているように思う。また、(著者を批判するわけではないが)専門用語の説明をはじめ背景説明や原理説明などに関してはあまり丁寧ではないように思う。しかし、これはある程度の知識のある読者層(おそらく「ミシガンモデル」などの単語を理解できる知識があることが前提だと思われる。)を想定して著しているからだと考えられる。平野氏のオリジナルな分析も示されているので、論文やレポートを書くさいの参考資料や比較資料として使うにも適していると思う。2011/07/16