目次
第１部 経済学と哲学（個人効用と厚生；集団的効用と厚生；厚生経済学）
第２部 政治学と哲学（国の役割；功利主義：理論と応用；功利主義、正義、平等；契約主義；共同体主義）
第３部 経済学と政治学（ゲーム、合意、公共財；実証的政治経済学；規範的政治経済学）
第４部 倫理学、経済学、および、政治学（公共政策の原理）
著者等紹介
リトル，Ｉ．Ｍ．Ｄ．［リトル，Ｉ．Ｍ．Ｄ．］［Ｌｉｔｔｌｅ，Ｉａｎ Ｍａｌｃｏｍ Ｄａｖｉｄ］
１９１８年１２月１８日英国に生まれた。オックスフォード大学卒業後、同大学オール・ソウルズ・カレッジ（１９４８‐５０）、トリニティ・カレッジ（１９５０‐２）のフェローを勤め、１９５２年から１９７６年まで、ナフィールド・カレッジのフェロー、開発経済学教授（１９７１‐６）であった。１９７３年には、ブリティッシュ・アカデミー会員に選出された。１９６５年～６７年には、ＯＥＣＤ（経済協力開発機構）の事務次長、１９７６年～７８年まで、世界銀行の特別アドバイザーも務めている
松本保美［マツモトヤスミ］
早稲田大学大学院経済学研究科教授（Ｄ．Ｐｈｉｌ．：数理経済学）
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感想・レビュー
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がっち
2
公共政策を政治学、経済学、倫理学からとらえた本である。その三者がどのように公共政策をつくりあげていくのかという論点でものを話していく。社会科学の規範はもうすでに社会科学の中では収まりきれないというメッセージをうかがえるようである。実際社会科学、いわば公共政策については社会科学だけではなく、自然科学、人文科学といったものも必要になっていくのではないだろうか。2013/05/22
