内容説明
日本民族の形成に大きな役割を果たした種族“倭”とは何者か!?本書では、朝鮮半島と日本列島の海峡をまたいで形成された「倭」という種族が日本民族の形成にどのようにかかわったかを考察する。日本人がどこから来たかというような議論もあるが、本書では縄文時代にすでに列島の南北にわたって縄文人というかなり均質な人種が分布していて、大陸や南方から流入した渡来人文化・風俗が西日本から東進し混じりあって弥生時代を経て日本民族が形成されたと考えており、その過程で「倭」という種族がかなりの役割を果たしていると考えられる。
目次
1 倭という種族
2 弥生中期
3 二~三世紀
4 四~五世紀の朝鮮半島
5 四~五世紀の日本列島
6 六世紀
7 倭国と日本国
8 『日本書紀』について
著者等紹介
品田知章[シナダトモアキ]
1936年9月生まれ。2006年3月名古屋工業大学理事退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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