内容説明
短編小説集。『海猫の啼く日に』朝鮮人労働者の痛苦の日々…。『手帖』秘め事を書き遺して父は逝った…。『贈られた絵』美術教室でふたりは知りあった…。『裏金』知事の座に忠誠心を競う人びと…。『万引き』いじめられた少年が果たした復讐劇は…。『夫の消息』容疑者の夫を妻は待ちつづけた…。『冬のうなぎ』空襲に追われた少年の戦後…。『祖父の外出』旧家で暮らす祖父と孫娘の絆…。『繭ごもり』蚕の終焉に少年は息をつめた…。『ストーカー』去った女を執拗に男は追ったが…。『折れた翼』気鋭の市長と対峙した新聞記者の哀歓…。
著者等紹介
山田直堯[ヤマダナオタカ]
1938年、岐阜県生まれ。ニュース映画制作、新聞記者、出身。1985年『赤い服』で第11回中央公論新人賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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