内容説明
アイリッシュネスに生きた自由な魂の軌跡。詩人にして工学博士、人気バンドのミュージシャンにして有能な教師、そして国際的な無線技士…。多彩な才能をふるい、ユーモアと勇気あふれる半生をいきいきと綴るアイルランド人・トマース・オ・カネンの自叙伝。本邦初訳。
目次
デリーでの家族
「ちいちゃな修道女達」という名の学校へ
二重生活
アイルランドを表象するもの
リヴァプールでの研究とケイリー・バンド
まだリヴァプール!コークとケリー地方―そしてゲールタハト地域
パイプスとパイパー、チェス、釣り、そして写真!
ナ・フィリー
再びナ・フィリー〔ほか〕
著者等紹介
オ・カネン,トマース[オカネン,トマース] [´O Canainn,Tom´as]
1930年、北アイルランドのデリー市郊外生まれ。1961年後、2013年に亡くなるまでコーク(アイルランド共和国)に在住。クイーンズ大学(ベルファスト)で電気工学専攻。FBNIに就職(1953同時にクイーンズ大学で研究生活を送る)。リヴァプール大学で博士号取得(1960)。コーク大学工学部で教鞭を執る(学部長も務める)かたわら、音楽学士号を取得(1971)、ショーン・オ・リアダの後を継いで音楽の教師も務める。音楽評論家、作曲家、詩人、他言語話者、アマチュア無線士
大井佐代子[オオイサヨコ]
1947年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。高校教師(32年間)を退職後、愛知淑徳大学大学院後期課程を単位取得満期退学(アイルランド文学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。