内容説明
“自由”“平等”“友愛”を掲げたフランス人権宣言から220年余、社会理念の再創造が迫られる現代に、いま提示される“友愛”の人間原理。4つの実話に基づき、グローバリズムを突き崩す友愛集団の可能性を提示する。
目次
プロローグ 奇妙な夢を見て考えたこと
第1部 友愛活動四つの話題(走る“あぼ兄イ”とその仲間たち―笑顔と活力に満ちた農村づくりと農業小学校の実践;地域をほりおこす「ひなたぼっこ」の福祉力―21世紀の福祉労働を目指す小さな事業所の大きな試み;『大人の権利としての伝統文化』集団づくり―「生活をいける華道 華原の会」の根底にあるもの;偏りなく注ぐ、太陽を地域のエネルギーに―フロントランナーとしての「PVネット」の苦闘)
第2部 友愛活動の理論化と現代的意味(友愛グループの成立・展開の基礎にあるもの;アージ理論から見た友愛グループ;人類の基本原理となった友愛;友愛の現代的意義―エピローグに代えて)
著者等紹介
野原敏雄[ノハラトシオ]
1930年名古屋市に生まれる。1958年名古屋大学大学院文学研究科(史学地理学課程)修士修了。1970年中京大学商学部・大学院商学研究科教授(経済地理学担当)。定年退職までの間、学部長、大学院研究科長、大学図書館長など歴任。1987年文学博士(名古屋大学)。1996年定年退職、中京大学名誉教授。1995年地域と協同の研究センター(NPO法人)センター長(2006年まで)。1999年ポーランド地理学会名誉会員。2011年NPO法人太陽光発電所ネットワーク副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。