内容説明
表題作『姜の亡命』をはじめ社会派小説3篇のほか、初期の注目作『切手の世界』『白い塊』、閉ざされた世界からの脱出を希求する『ブラジルへの夢』『アドバルーンの逃げた日』等の青春彷徨小説、若き日の世阿弥を描いた『三保の松』『世阿弥、飛ぶ』、ニライカナイを目指し南へ南へと下る長編『オレハナ・アオイ島』等12篇の小説を収録。名古屋市芸術特賞受賞。
著者等紹介
三田村博史[ミタムラヒロシ]
1936年岐阜県根尾生まれ。学習院大学政治学科中退。愛知学芸大学国語科卒業。第二回石森延男児童文学奨励賞、第四回海外紀行文学賞、第一回中部ペンクラブ文学賞、2004年2月名古屋市芸術特賞、同年5月パチンコ大衆文化賞を受賞。現在「文芸中部」編集委員。中部ペンクラブ会長
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