内容説明
瀬戸に舞いおりた一輪の花。戦後まもないころ、突然、若い外国人女性がたった一人で瀬戸にやってきた。日本語も話せず、家もなし。やきものの街はその話題でもちっきり。それから44年間、瀬戸の街にとけこみ、多くの人びとの心の底にそのひたむきな姿を刻みつけながら布教活動をつづけてきたキーステン・ハーゲンさんの感動的な実像を描く。
目次
見知らぬ国、日本へ
春の音
中国へ
日本の敗戦と台湾―許一家の受難
台湾での出会いと別れ
瀬戸へ導かれ
日は昇る
神のわざを現すために
二枚の感謝状
マーキュリーに乗って〔ほか〕
著者等紹介
山田豊美[ヤマダトヨミ]
1938年生まれ。’76年より瀬戸市在住。自著に「紫髪のころ」「瀬戸でオペラ?」がある
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