四カ国の覇権闘争と日本の古代史

四カ国の覇権闘争と日本の古代史

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784833151023
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

全体を通して貫いている史観は、戦乱と不安定こそが古代の常態で、交通と通信手段が不備な中では統一は維持し難く、崩れやすいものということである。そして一たび戦乱に陥れば平定することは容易でなく、長期化するのが普通であった。軍事力の弱さ、交通と通信手段の不備、前史がもたらす社会的な統一土壌の希薄さ、これらを考慮して古代という時代を見ていったときに、統一と戦乱は、まさに現代とでは世の常態がまったく逆であるとの認識に至った。

目次

第1章 葛城襲津彦征くところ乱あり・四世紀
第2章 百済の陥落と雄略政権の瓦解・五世紀
第3章 百済・加羅・倭と連なる戦乱の世紀・六世紀
第4章 内政の時代と国際的政争・六世紀末~七世紀
第5章 天智の登場と白村江の戦い・七世紀
第6章 古代国家の成立
第7章 語られなかった謎

著者等紹介

東山勝也[ヒガシヤマカツヤ]
1946年に三重県四日市市に生まれる。現在、学習塾を運営する傍ら古代史の研究を生きる精とする。1999年に古代史愛好家の交流組織“古代遊学会”を作り、ミニコミ誌『古代の風』(月刊)を発行
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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