内容説明
シェアリングエコノミーとコモンズを統合したストック・シェアリングの展開。コミュニティに蓄積する空間(モノ)・時間・人間(人材)・情報などの“ストック”を、地域等のマネジメントを通じてシェアリングし、地域課題の解決と新たな価値の創出を図る。
目次
第1章 ストック・シェアリングとは何か
第2章 自助・共助を推進するストック・シェアリングなまちづくり
第3章 コミュニティに寄り添う新しい商店街
第4章 文化的コモンズと観光まちづくり―物語をシェアするものづくり
第5章 熱田のストック・シェアリングはどのように進化したか―あつた宮宿会の10年を通して
第6章 空き家の外部不経済の実証分析と空き家等対策
第7章 地域のチカラを引き出す3つのアプローチ―大学は如何にして「支え合いの地域づくり」に貢献できるか
第8章 地域ストック資源の評価と価値再編集
第9章 ストック・シェアリング装置としてのドイツ都市―12万人都市・エアランゲン市を中心に考察
第10章 今後の展望
著者等紹介
井澤知旦[イザワトモカズ]
名古屋学院大学名誉教授・名古屋工業大学客員教授、博士(工学)。専門分野は都市計画学、都市政策論、まちづくり論。技術士(建設部門/都市及び地方計画)、一級建築士。1952年大阪府生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了後、名古屋市の民間シンクタンクへ就職。1990年に(株)都市研究所スペーシアを設立し、代表取締役に就任。2004年に三重大学博士後期課程を修了。2012年に名古屋学院大学経済学部教授として赴任し、2015年に新設された現代社会学部教授、2017~2020年度に同学部長を歴任し、2023年に定年退職。規境系、農業系、観光系、文化系のNPO活動等を継続しながら、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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