内容説明
都市の魅力とは何か。人はなぜそれを“おもしろい”と感じるのか―。地表上のある空間が、歴史的にどのように組織化され、編成されていったのかのプロセスを追い求める。
目次
第1章 都市空間の基礎と空間の読み解き
第2章 都市の立地・景観と地理学概念
第3章 名古屋圏の地形環境と都市の配置
第4章 交通手段の発展とともに変わる都市
第5章 小売・サービス空間の形成と変化
第6章 窯業・陶磁器生産で発展してきた都市
第7章 木材の輸送・加工とともに生きる都市
第8章 繊維産業の盛衰とともに生きる都市
第9章 城郭・海洋・名水・温泉を生かす都市
第10章 政治・宗教の視点から見る都市空間
著者等紹介
林上[ハヤシノボル]
1947年岐阜県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科史学地理学専攻博士課程修了。文学博士(名古屋大学)。名古屋大学名誉教授。現在、中部大学大学院国際人間学研究科歴史学・地理学専攻人文学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まちこ
1
愛三岐の都市を地形、産業、交通など様々な観点から読み解いて多角的に理解できる。産業は窯業、木材、繊維と外せないやつ。視点が多岐に渡るので、日常生活に馴染みの無い例の説明なんかが参考文献にそっくりな箇所はあったけどそんなことよりよく纏めてくれて助かる感の方が強い。愛三岐其々の地理を説明する段は読むのが大変だったが理解が深まる。興味深かったのは一宮市「イッセンの煙突」から始まる紡績産業の歴史の段と内海の廻船問屋の段、あと松阪の伊勢商人の段。三井家が松阪から出ていたとは知らず。「豪商の町松阪」を歩きたくなった。2023/02/05
イツシノコヲリ
0
人文地理学者である林上氏による本。第1章、第2章では都市空間と立地、景観について解説し、第3章からは地形、交通、産業、政治、宗教まで様々な視点から名古屋圏の都市を解説する。引用文献も載せられており、学術的な本だが、値段はお手頃である。2021/01/10
ぺっちゃ
0
知りたい内容が載ってなさそうだったので、読まなかった。(図書館)2020/01/26
-
- 和書
- ぼくぱぐ