文学でたどる世界遺産・奈良

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784833140317
  • NDC分類 709.165
  • Cコード C0025

内容説明

近代日本文学から読み解く九つの世界遺産。和辻哲郎、田山花袋、志賀直哉、芥川龍之介、泉鏡花、司馬遼太郎…近代文学作家は、古都奈良の魅力をいかに描き出してきたか。法隆寺、薬師寺、興福寺、春日大社等、世界遺産9つのトポスが秘める物語をたどる。

目次

第1章 世界遺産学事始め(世界遺産の精神とは?;息づく信仰と伝説 ほか)
第2章 世界遺産と近代文学(東大寺;春日大社;春日山原始林;興福寺;元興寺;平城宮跡;唐招提寺;薬師寺;法隆寺)
第3章 隣接領域から文学を読む(保田与重郎と『万葉集』―万葉文化論からのアプローチ;正倉院と森鴎外―文化財学からのアプローチ ほか)
第4章 資料篇(世界遺産奈良・近代歴史文学年表;世界遺産登録と今後の課題)

著者等紹介

浅田隆[アサダタカシ]
1943年生まれ。現在、奈良大学文学部教授(日本近代文学専攻)

和田博文[ワダヒロフミ]
1954年生まれ。現在、奈良大学文学部教授(文化学、日本近代文学専攻)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いりあ

7
大学の教科書として使用していました。古都奈良をテーマにした文学作品が数多くありますが、作者の作品の中で論じられることが多いです。本書では、東大寺、春日大社、春日山原始林、興福寺、元興寺、平城宮跡、唐招提寺、薬師寺、法隆寺の9つの世界遺産とその周辺地域を取り上げ、同じ場所をテーマにした複数の作家の作品を通して歴史や意義を見出していきます。こういう切り口は新鮮でした。2018/04/15

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

4
知的奈良ガイド。松本清張論、和辻哲郎『古寺巡礼』の成り立ち、森鴎外が正倉院展に果たした役割・・・。この本は掘り出し物だ。つい2日前に、版元の創業者・稲垣喜代志氏が亡くなった。氏の冥福を祈りたい。2017/11/02

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