感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くれよん
23
医師であり大学教授でもある井口昭久氏のユーモアあふれるエッセイ。日常の出来事を井口氏の視点から面白おかしく分析している。相手は患者であったり生徒であったり、時に自身であったり。なるほどと感心し、しんみりした後にも必ず笑ってしまうオチがある。2023/11/30
tetsubun1000mg
6
70代の私立大学教授のエッセイ。 5,60代では想像できない高齢者の生活を観察して解説してくれる。 筆者はご高齢なんでしょうが自分では70代の意識は無いようで、今の5,60代の方と同じような気持のようです。 医者だけに患者や周囲の人を冷静に観察されているのが面白い。 沢山の本を書かれているので、もっと読みようと思います。 年配の方にもわかりやすい柔らかい文章。2019/10/24
てつろう
5
医者で老人が鋭い観察眼で書いたエッセイ。癌の宣告も受け入れ、世を見据えたり読みやすく面白いエッセイだった。2020/02/29
ekoeko
2
老人は皆年齢同一性症候群である、という著者のエッセイ。2019/11/05
のせなーだ
1
年を取るほど余生(寿命)は短くなる。当然だが、それを実感するのは老人である。子供、青春時代にこそ年の差友達が有益だな。引き出しに何を持っているのかチャーミングな年長者たちに耳を傾ける。大人にならない幼児のような老人にならない為に。著者の滑らかな語りがいい。茶目っ気もいいな。子供の時に大人と思っていた人たちが、実は大人の条件を備えていなかったとなんと知らされることか。偶然とか環境とか。2020/06/25