内容説明
歴史、習わし、日常風景から、息づく「なごや」を近聞遠見。珠玉の随筆集。
目次
1 人あつめ、ものづくり(技術先進の風土をさぐる;会議所会報と上遠野富之助 ほか)
2 富裕への良薬
3 いい仕事しましたね(ある実業家の正月;チンチン電車、広小路をゆく―眠られぬ夏の夜に ほか)
4 祈りを―私の歳時記(信仰に生きる;尾張四観音と節分と私 ほか)
5 あじくりげ(にがい酒;キツネのサンマ ほか)
付載 朱夏点描(三十年目の結婚;休みは目前 ほか)
著者等紹介
林董一[ハヤシトウイチ]
1927年、名古屋市東区七間町(現・中区錦三丁目)、伸銅品販売の小舗岐阜屋東助こと、岐阜東商店の長男として出生。名古屋薬学専門学校(現・名古屋市立大学薬学部)、名古屋大学(旧制)法学部から、名古屋大学大学院(旧制)に進み、1959年修了。1957年、愛知学院大学法学部講師に嘱任、助教授、教授をへて、2004年、名誉教授。日本法制史担当。1962年、論文「尾張藩公法史の研究」により、京都大学法学博士(旧制)の学位を受く。薬剤師免許(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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