内容説明
下り坂を楽しむのが老後である―絶妙な距離感で自らの医者人生と“老い”を描いて、さりげない苦笑へと読者を誘う第2エッセイ集。
目次
1 自転車
2 樟脳の匂い
3 定年三カ月前
4 老年同士の出会い
5 病院長の私です
6 高齢者の偏見
7 ひまわり保育園のパパ
著者等紹介
井口昭久[イグチアキヒサ]
1970年、名古屋大学医学部卒業、名古屋大学医学部第三内科入局。愛知医科大学講師などを経て、78年、ニューヨーク医科大学留学。93年、名古屋大学医学部老年科教授。名古屋大学医学部附属病院長をへて、現在、愛知淑徳大学医療福祉学部教授、愛知糖尿病リュウマチ痛風財団理事長。日本老年医学会、日本痴呆学会、日本臨床栄養学会理事。2003年度日本老年医学会会長、愛知県介護保険審査会会長なども務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月華
4
図書館 2009年10月発行。閉架書庫から出してもらいました。以前読んだ本より遡ったので、先生の退職前のお話があります。所々笑わせてもらいながら読みました。帯に「下り坂を楽しむのが老後である」とあります。とても前向きだと思いました。2018/01/26
ゆうゆう
2
ユーモラスなエッセイ。老年医学に携わってきたお医者様。ご自身も時が過ぎ、定年を迎えられ時折きみまろ風なところが、ところどころ。尊厳死とは、年をとり尊厳ある死に方が出来ること。無理矢理な時間延ばしの人工呼吸、心臓マッサージは私もやだな、静かにそれこそ尊厳持って見送ってほしいなぁと、まさにそのとおりと感じた。2015/05/01
ノブ
1
井口先生のお母上への愛を感じた また、老年科学の医師が自身の老いと向き合う姿が印象的だった2015/09/22
エイジ
1
勤務校の60周年記念式典時に、来校され講演をしてくださいました。10年後くらいにもう1度読みたい。2011/10/24
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- 和書
- 京・嵯峨嵐山の伝承を歩く