内容説明
循環器内科医が語るＳＡＳ（睡眠時無呼吸症候群）診療の現場の声、さらにわが国でも予想以上のスピードで時代とともに刻々と変わりつつある睡眠医療の現況を紹介した一冊。
目次
第１章 どうしてこんなに眠いの？―患者さんの証言より（運動不足と新婚太りが招く「夜間の息苦しさ」と「日中の眠気」；仕事の重責と眠気によるストレスを食べ物で解消した結果… ほか）
第２章 大いびきと無呼吸はどうして悪いのか（「大きないびき」「昼間の眠気」「疲労感」に心当たりは？；大いびきの大きな悩み ほか）
第３章 要注意！ＳＡＳが引き起こすさまざまな合併症（背後に潜む危険な合併症；「メタボリック・シンドローム」 ほか）
第４章 これからのＳＡＳ治療（ＯＡとＨＯＴに保険適用；慢性心不全へのＨＯＴ治療がスタート ほか）
著者等紹介
塩見利明［シオミトシアキ］
現、愛知医科大学医学部教授・附属病院睡眠医療センター部長。内科認定医、循環器専門医、睡眠医療認定医。日本睡眠学会理事、認定医委員会委員長。略歴―昭和５３年愛知医科大学医学部卒。医学博士。平成元年米国スタンフォード大学でＳＡＳ研究の第１人者クリスチャン・ギルミノー教授に師事。平成６年愛知医科大学医学部内科学第３講座助教授。平成１２年同大学附属病院睡眠医療センター部長に就任。平成１６年愛知医科大学医学部教授（大学院医学研究科内科系睡眠医学教授）。現在に至る
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感想・レビュー
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シュラフ
23
他人からは健康に見えるだろう私にも大きな悩みがある。笑うかもしれないが、日中眠くて眠くて仕方がないのだ。特に会議の場面や、車の運転などでは意識を失うほどに眠い。本人にとっては深刻な問題である。おそらくＳＡＳ（睡眠時無呼吸症候群）なのだろう。夜中のいびきは相当にひどいらしい。いびきといびきの間は無呼吸となり、脳が「呼吸しろ」と指令することで覚醒反応がおこり睡眠が分断されて眠りが浅くなる。だから日中眠くなってしまう。いびきの原因は肥満など様々あるらしいが、この睡眠障害というものは社会的認知のほしい分野である。2017/12/21
