内容説明
ヨーロッパ“混沌”と“統合”の間で。変革後の混乱とEU統合という二つの顔をもつヨーロッパの現在を理解するため、ハンガリーを軸に東中欧の思想史的背景に迫った論文集。
目次
第1章 社会をめぐって(東中欧変革の基本的見取り図―ハンガリー社会からの視点;ハンガリーと日本の間;ハンガリー文献の関係場 ほか)
第2章 都市をめぐって(シカゴの古本屋;ブダペストの街頭書店―89年体制転換前夜のハンガリー知識界;ブダペストの映画館―都市と映像空間)
第3章 ハンガリーの内と外(ハンガリー56年反乱と知識人―アーノルド・ウェスカーの仕事;国境を越えるハンガリー出版界;1991年の通信から―『月刊・人権と教育』誌収録書簡 ほか)
付章 セント・ラースロー病院の日々(セント・ラースロー病院の日々)