内容説明
ルポルタージュ文学の創始にして、イタリア・ルネサンス文学研究の第一人者。地域から日本、世界と斬り結んだ強靱なる文学の全貌。
目次
今なぜ杉浦明平か(別所興一)
1 生涯とその時代(若杉美智子)(誕生と幼年時代;豊橋中学校時代;第一高等学校時代;東京帝国大学時代;暗い夜の時代;復活の時;共産党時代;文学への回帰;晩年)
2 作品を読む(ルポルタージュの展開(鳥羽耕史)
晩年の歴史小説、農村諷刺小説と随想(別所興一))
著者等紹介
別所興一[ベッショコウイチ]
1939年田原市田原町生まれ。名古屋大学文学部卒業。愛知県立高校教諭、愛知大学教授を経て現在、『愛知県史』調査執筆委員。日本社会文学会会員
鳥羽耕史[トバコウジ]
1968年東京生まれ。北海道大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。徳島大学総合科学部准教授を経て、早稲田大学文学学術院准教授(日本近代文学、戦後文化運動)。戦後の芸術運動や社会運動の中での文学について、当事者の聞き取りも重ねながら研究している
若杉美智子[ワカスギミチコ]
1946年東京生まれ。元私立大学図書館司書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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