目次
海星(ない、ということ)
Fairy Light
夜の銀杏
第二ボタン
トーキョー・タワー
ファール・ボール
まめ
海をひろげるように
砂山の小枝
ライパチ〔ほか〕
著者等紹介
伴風花[バンフウカ]
1978年3月10日東京生まれ。2000年、明治大学法学部卒業。1999年より、歌人集団「かばん」所属。2001年より、創作者集団「ラエティティア」所属。2002年、第一回歌葉新人賞最終選考候補
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぇけら
25
「友達のままでいよう」と微笑まれ飲みこむレモン・ドロップ「そっか」。しずかな歌が聴きたくて、あなたの車に乗ったのに、わたしの耳のおくであなたへの気持ちがうるさい。秋は夕暮れ、午後5時のチャイムにかき消されそうな声で、わたしはあいを呟いた。あなたはごまかすでもなく3.7秒で答えを出す。ことばは、ずるい。やさしく、しかし正確に打ち返されてしまえば、次に投げる球はもうないのだから。ちいさな傷が、やがて立ち上がれないほどの損傷になるまえに、また誰かに投げなくてはいけない。やさしいことばを。しずかに。そして真摯に。2020/10/05
nemunemuanyo
10
「恋人じゃないきみからの『おやすみ』はみているだけのお菓子のように」10年くらい前 この歌を教えてあげた恋人じゃない男の子がいた 夜の公園でブランコに乗りながら長電話したり 柴崎友香の小説の話をしたりした 本を読む男の子は魅力的だ 食べれない みているだけのお菓子も嫌いじゃない 男友達をもし作れるなら 本の話ができる人がいいなと思う 2020/09/07
かみしの
10
「不規則な寝息に鼻を近づけるしらない町の雪の匂い、だ」イチゴ。甘酸っぱくておいしいけれど、体をよく見るとぶつぶつの種が気持ち悪いもの。全編を通して青春時代の回顧とともに歌は存在している。甘酸っぱい青春、を柑橘系でなくていちごに代表させたところは鋭い。ちょっと枯れてしまったぼくには、光が強いというか、素直に甘すぎるというか、さらっと通り過ぎていってしまう歌が多かったけれど、連作や歌集を読み終わって何かの光に触れた気分になる、そういう力をもった一冊。「この星は宇宙に海をこぼさない力をもってる 少し、泣いたら」2017/11/18
双海(ふたみ)
8
1978年3月10日東京生まれ。2000年、明治大学法学部卒業。1999年より、歌人集団「かばん」所属。2001年より、創作者集団「ラエティティア」所属。2002年、第一回歌葉新人賞最終選考候補。「ふと顎をもちあげられてはじめての角度からみたはじめての青」「怖いのはこうありたいとする自分目覚めぬひとつの卵を抱いて」2023/07/05
🈳
7
17、72、89「もう何を知られてもいいねえ知って わたしが鳥を殺したことも」を忘れられず。あとがきにほんとうに救われた この歌集はお守りになるな 赤い蜘蛛・もしかして、春・Watercolorsが特に好き ぐさる歌が多かった、言葉で愛を補わないで!?など「よそいきのワンピースだけどまあ、いっか。待っててくれたし齧っていいよ」撃たれたような気持ち 犬に詠んだものだとしても衝撃 さみしいと口に出してからさみしかったのだと知る、ようなことがよくある2021/08/01




