内容説明
今から200年前に、医者として三河で初めて天然痘予防の種痘を実施したことで知られる菅沼昌平。自身の家伝と一代記を綴った本書は、日々の出来事を率直に書いた告白録でもあり、儒学者として論語等を引用しつつ綴った記録は、子孫へ向けた人生指南書にもなっている。江戸期の人々の暮らしや心情を知るための第一級の史料!
目次
解説
序
第1 家伝
第2 昌平の少年時代
第3 医業を目指す
第4 地元での医業生活
第5 新城での医業生活
第6 郷里での生活
第7 名主後見として
第8 隠居後の思索
補遺 歪められた真実―飯田の仇討事件
著者等紹介
山本正名[ヤマモトマサナ]
昭和23年(1948年)生まれ。愛知県北設楽郡東栄町中設楽出身。平成11年(1999年)簡易裁判所判事に任官、東京、大阪、名古屋等各裁判所勤務、平成30年(2018年)定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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