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内容説明
地方の衰退とウェブメディア台頭による苦境のなか、ローカルジャーナリズムの新たな役割創出に挑む地方メディアの最新戦略をレポート。
目次
第1部 今、地方紙で何が起きているか―紙媒体の終焉とデジタル化に向けて(存続に向けた地方紙の模索―地域のデジタルプラットフォームへの移行を目指して;地方紙による市民との関係づくり―新たなローカルジャーナリズムの可能性;廃刊が続く地域紙とフリーペーパーの苦境―生き残りに必要なビジネスモデル構築)
第2部 地方出版・書店は生き残れるか―出版不況の中での存続に向けて(地方出版の現状と展望―市場が縮小する中での各出版社の動向;タウン情報誌の現状と展望―存続に必要な取り組みと課題;地方書店の存続に向けて―地域の読書環境を維持するために;地方書店・古書店の多様な取り組み―新たな書店のビジネスモデルとは)
第3部 地方図書館はどうなるのか―地域の新しい公共の場に向けて(地域づくりの拠点としての地方図書館―その現状と課題;様々な地方図書館の取り組み―過疎地の図書館から県立図書館まで;サードプレイスとしての私設図書館―本のある地域の居場所;地域の記録の保存のために―公文書館、視聴覚センター・ライブラリーの役割)
著者等紹介
松本恭幸[マツモトヤスユキ]
早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、摂南大学現代社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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K
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(202312,361.4)よく調べていると思うけれど、突っ込みが甘いような・・・。歴史古い「浜松百選」、先細り中だが今後も続ける的なトーンだったのに、実は廃刊しており、このタイムラグには疑問。地方紙については明るい話題もなく、デジタルにしか活路はなさそう・・の中で、河北の取組終了など逆行への意見提言が薄い。個人的には図書館で書店に注文システムを拡大すれば?と思ってる。図書館はカリスマ次第など、すぐ利用できる手立てもあまりない。電子図書館終了の事例も「役目を終えた」で終わってるけど、いいのかな?2024/04/04
のんぽれ堂
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最近なじみになった街の小さな本屋が載っているとその本屋で紹介された。興味があったが、内容が硬そうだし、値段も結構高いので本屋には悪いが図書館でリクエストした。本の見出しにあるように、地方の出版社や書店、図書館の現状とどうあるべきかが書かれていて興味深く読んだ。ちなみになじみになった本屋は、愛知県幸田町にある「幸田駅前書店」である。ユニークで面白い本屋である。 2024/01/20