内容説明
1975年11月26日、8日間にわたり日本全土を交通マヒに陥れる“国鉄全線ストライキ”が打たれた。スト権奪還のためのストだった。そして40数年後、当時この未曾有の事態に関わったキーマンたちにロングインタビューし、その肉声から、現在の労働運動が忘れ去った大きなものの存在を描き出す。
目次
第1章 スト権奪還スト
第2章 「決定打を打つ日が来た」
第3章 「人生」1―富塚三夫
第4章 「人生」2―武藤久
第5章 ポスト・スト権スト
海部俊樹インタビュー「憲法違反はどっちだと反撃」
著者等紹介
大橋弘[オオハシヒロシ]
1940年1月3日、東京都千代田区生まれ。64年、法政大学社会学部卒業。同年、毎日新聞北海道発行所(毎日新聞社の100%子会社。75年に毎日新聞社が吸収。以後毎日新聞北海道支社)入社。北海道警察を担当。70年、毎日新聞社入社。山形支局県庁担当を経て東京本社社会部労働担当、国会担当、社会部副部長(デスク)、編集委員、論説委員(オウム真理教団へ破壊活動防止法を適用の是非等、社会問題及び労働問題全般の社説執筆を担当)。1997年毎日新聞社を定年退職。2002年中部大学人文学部教授。2010年中部大学を定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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