減災と復興―明治村が語る関東大震災

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減災と復興―明治村が語る関東大震災

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784833111256
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C0036

出版社内容情報

愛知県犬山市にある博物館明治村に移築された建造物のうちの3分の1以上が関東大震災を潜り抜けていた―。建物が語りかけてくる災害の実相に耳を澄まし、わが国の歴史上最大の被害を出した自然災害に人々はどう対処し乗り越えたかを検証、災害軽減のための道筋を考える。

はじめに

第1章 被害の大きさ
 (1)3年半分の国家予算相当
苦手な予測/湧かない実感/国家存亡の機
 (2)あふれる避難民
東京を去る人々/避難民の行先/人事のあえてよくする所

第2章 名古屋で見つけた関東大震災
 (1)日泰寺にある供養堂と慰霊碑
名古屋に供養堂?/境内の慰霊碑/愛知・名古屋の震災対応
 (2)地方に残るさまざまな慰霊碑
橘宗一の墓/名古屋市東区の照遠寺/他県の慰霊碑
 【コラム?】最初の震災慰霊堂

第3章 震災追想博物館としての明治村
 (1)博物館明治村
設立の経緯/震災体験者/名古屋駅から東京駅へ
 (2)東京駅と帝国ホテル
陛下の駅の面目/落成披露式/ライトの名声
 (3)川崎銀行と内閣文庫
ルネサンス様式/文書の被害と復旧/他の図書館の状況
 【コラム?】名古屋駅と市電

第4章 皇室の周辺
 (1)皇宮警察と近衛師団
複雑な関係/被害と消火/罹災者の収容
 (2)赤坂離宮
近代国家の証し/完璧な耐震対策/摂政宮の動静
 (3)学習院
明治東京地震/目白と乃木院長/震災の影響/救護活動
 【コラム?】御料車

第5章 交通インフラをめぐって
 (1)新橋工場の建物
工部省鉄道寮/品川移転と汐留派出所壊滅/大井工場の被害と対応
 (2)隅田川新大橋
三番目に古い橋/人助け橋のいわれ
 (3)品川燈台
開国の試練/燈火は消えず
 (4)六郷川鉄橋
京浜間から山北へ/山崩れの脅威/その後の足取り
 【コラム?】横須賀製鉄所と産業の近代化

第6章 医療・救護
 (1)日本赤十字社中央病院
自然災害への対応/本社の焼失/中央病院の状況/産院の状況/救護活動の総括
 (2)機械館の「ゐのくち式渦巻ポンプ」
東京の水道/竜ケ崎地震/水道復旧の功労者
 (3)北里研究所
伝染病研究所/反骨心の賜/震災の影響
 (4)品川硝子製造所
板ガラス製造への挑戦/医薬品工場への転身/震災とその後
 【コラム?】情報伝達と海外からの救援

第7章 火災を免れた木造住宅
 (1)蝸牛庵と幸田文
向島の風情/随筆が語る震災/火災の影響
 (2)?外・漱石邸と寺田寅彦
典型的中流住宅/「震災日記より」
 (3)本郷喜之床と鹿島龍蔵
石川啄木の住まい/「天災日記」より
 (4)西郷從道邸と耐震対策
目黒の西郷山/洋館建築の耐震性
 (5)各地におよんだ震災の影響
西園寺公望邸「坐漁荘」/芝川又右衛門邸
第8章 災害軽減への道―木造住宅の耐震化を例に
伝統木造の問題点/エリートと大工/建築基準法とその効果/減災と復興

参考文献

武村雅之[タケムラマサユキ]
著・文・その他

内容説明

愛知県犬山市にある博物館明治村に移築された建造物のうちの3分の1以上が関東大震災を潜り抜けていた―。大震災を生き延びた文化財からのメッセージ。建物が語りかけてくる災害の実相に耳を澄まし、わが国の歴史上最大の被害を出した自然災害に人々はどう対処し乗り越えたかを検証。震災への向き合い方、災害軽減のための道筋を考える。

目次

第1章 被害の大きさ
第2章 名古屋で見つけた関東大震災
第3章 震災追想博物館としての明治村
第4章 皇室の周辺
第5章 交通インフラをめぐって
第6章 医療・救護
第7章 火災を免れた木造住宅
第8章 災害軽減への道―木造住宅の耐震化を例に

著者等紹介

武村雅之[タケムラマサユキ]
1952年生まれ。東北大学大学院博士課程修了(理学博士)。小堀鐸二研究所副所長、内閣府中央防災会議専門委員会委員、歴史地震研究会会長などを経て、名古屋大学減災連携研究センター・エネルギー防災寄附研究部門教授(現在、同・客員教授)。おもな受賞に日本地震学会論文賞、日本地震工学会功績賞、日本建築学会著作賞、文部科学大臣表彰など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。