目次
第1章 子どもたちと子育て家庭の実態(性教育は自分を大切にするための教育―10代の妊娠を予防するために;すべての赤ちゃんに安心、安全、安定した環境と大人がほしい―家庭、家族から離れた子どもたちとかかわって;名古屋市内のファミリーホーム―地域で育つ社会的養護の子どもたち;赤ちゃん訪問は地域につなげる出向く支援;保育所から見える「困難」を抱えた保護者と子どもたちの実態;子育て家族を支える保育園―養育環境の低下に抗する大きな役割;一時保育からみる保護者と子どもの権利保障;発達障害の子どもたち ほか)
第2章 子ども・若者の自立―若者の貧困と自立を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
26
みえずらい子どもの貧困をどうしたら可視化できるのか。名古屋という地域における子どもや若者の貧困問題を幅広く論じた白書となっています。少女の妊娠中絶と貧困との関わりや不登校と貧困との関わりなど、それぞれの論考が独立しても読めるものとなっています。論者によって、多少の立ち位置の違いがあるのかなとは思いましたが、「なごや子ども貧困白書」として地域で貧困白書を作りあげたことが大変大きな意味のあることだと思いました。こうした取り組みが全国で広がればいいと思います。2017/01/14
yurika
0
子どもの貧困に関することがいろんな角度から書かれている本でした。名古屋市の取り組みも多数紹介されていて、貧困問題が解決しないのは対策がされていないからではないということがよくわかります。それでもまだまだ足りないんだから、私も子どもが抱える問題と向き合う側の人になりたいという思いを抱きました。2025/06/04